Menu

【特集】妊娠・出産したら考えたい保険の話/第一弾

【4】子供の将来に備えて…生命保険の学資プランが心強い!

備えといえば学資保険が気になっていますが始めていなくて…。ジュニアNISAだけやっています。私の親世代のときは学資保険が主流だったようなんですけど、いま子供のための貯蓄でNISAのほかiDeCoなど色んな種類がありますよね、どれがどういう家庭に向いてるとかはありますか?

今の話の学資保険というのは、親がお金を払って、子供に何かあったときの保障なんです。そして、18歳とか20歳とか22歳のときに、決められた満期金が受け取れる、あと中学校高校の入学のタイミングで受け取れるというものなんです。
ですが、自分で銀行に預けたり貯金することが計画的にできる、絶対におろさないことができれば、それも学資保険の考え方に合致するのでそれでも良いと思います。

一方で、私が提案する学資保険プランというのは、親が自分自身に保険をかけるんです。例えば大島さんが加入されている保険は、大島さんご自身に、もしくは旦那さんがご自身にかけていると思うんですね。一般的だと10年払いとか15年払いとか、60歳払いとか65歳払いかと思うんですが、払い込みが終わったあとに、好きなタイミングで使うことができますよね、それを学資目的に使ってもよいということです。
なぜそういうのをご案内するかというと、一般的な学資保険は、親が保険料を払いながら、子供が万が一お亡くなりになってしまったときには、その積み立てられてたお金が戻ってきて、保険が終わるんです。

一方で、保険料を払う親が、万が一お亡くなりになったとき、そのときに保険金がおりないんです。あらかじめ決められた18年後とか、子供が18歳のとき20歳のとき22歳のときなどにお金がおりるんです。ですが、実際考えると、万が一親に何かあったときに、そのときに現金が入ってこないのは、経済的に大変ですよね。
その意味からも、親が自分自身にかけて、万が一親に何かあったときは、保険金がまさに困っているそのときに支払われるものなので、経済的に救済になりますし、それを学資保険として学費に充ててもいいよという考え方で、私はこれをご提案しています。

それは生命保険を学資保険として使うという考え方かと思うんですけど、普通の生命保険となにが違うんですか?

全く一緒です。用途や目的が違うだけです。生命保険の目的は、保険をかけた人が万が一何かあったときの保障に加え、老後資金や、解約して戻ってきたお金の使いみちが目的になりますよね。その目的が学費になるのか、あとは使うタイミングが違うだけです。

使うタイミングがプラスで選べるみたいな感じですか? 満期まで引き出せないイメージがあります。解約返戻金(解約したときに戻ってくるお金)があるとは思いますが…

はい。解約返戻金の推移というのは設計書に出ており、どのタイミングでもおろすことはできます。
一般の学資保険との大きな違いは、学資保険は満期がきたら必ずお金が戻ってきてしまうんです。ですが、キャッシュをそのときに使わなくてもいい場合…例えば思ったよりキャッシュがあるから今は必要ないとか、奨学金を使って学校に行かせたい等のケースもあると思うんです。

その点、学資保険プランは一部だけおろして現金化し、その分保障を減らして保険を継続する選択もできるというのが強みですね。18年後20年後などに、経済状況、生活状況が変わって、キャッシュがそのときに必要なければ、そのままとっておけば保障にもなりますし、老後資金にそのままスライドさせることもできます。預けていれば保険会社が勝手に運用するので、増えて戻ってくるようなものなので…。

では増えやすいタイプのものを学資保険プランで選ぶと良さそうですね。

そうです。例えば米ドル建の保険とかは増えやすいんですよ。

【5】気になる!パパ営業マンの子供の保険。

ちなみに福田さんは19歳のお子さんが一人いらっしゃいますよね。

はい、大学1年生の娘がおります。

お子さんの保険は、どういうものをやってるんですか?

現在は医療保険のみです。20歳になったら、積立を絶対にやらせます。

もしもの話で、いま一人目、第1子のお子さんが、福田さんにできたとしたら、同じような保険に入ります? それともやっぱり学資保険始めます?

そうですね、学資保険を始めます。米ドル建で、もしくは変額保険をやりますね。

【6】子供のための保険は、「ゴール」のイメージから始めよう!

将来に備え毎月保険にかける費用は、だいたいどのくらいを想定しておくべきなんですか?

そうですね、例えば学費に関するデータも出ていますよね。公立高校だったら約100万円とか、私立だと200万円とか…それ全部をまかなうのであればそれなりの金額が必要だと思うんですよ。なので、私がよく伝えるのは、ゴール設定です。例えば15年後とかに、いくらあったらいいか。それが500万なのか300万なのか。300万なら、例えば10年間で払うならば、年間30万円は保険料払わなくてはいけないという考え方です。一方で1万円からでもできますし、やろうと思えばもっと安く始めることもできます。

学費というと、特に都内だと中学から受験のイメージがあります。早いと小学生からじゃないですか。となると、貯蓄や学資保険って考え方が難しい…。

そうですね。私は2歳までに学資保険準備しましょうとお話しています。2歳までに、払込期間10年のものを用意すれば、12歳の中学校入学前までに払込が終わります。中学校からは出ていくお金が増えます。私も体験してるからわかるんですけど…。なので、中学校までに払い込みを完了させましょうという話をします。

次ページ ➣ 実際どのくらいかかるの?学費のリアル

ママーレコーレ編集部

ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。