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こどもの日に作って食べたい!イベントレシピ

5月5日といえば、“こどもの日”ですね。お子さまが元気に成長したことをお祝いする日ですが、実際にどのように過ごすかご存知ない方も多いのではないでしょうか?

今回は、由来や定番の食べ物とあわせて縁起物をモチーフとした簡単レシピをご紹介します!

実は違う!こどもの日 ≠ 端午の節句

5月5日は、こどもの日であり“端午の節句”でもあります。同じ日に2つのお祝い事が重なっていますが、それぞれ別の意味をもった行事なんです!

■こどもの日

こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。(祝日法より)

■端午の節句

男の子の健やかな成長と幸福を願ってお祝いする行事。

男の子の日というイメージがつよい日ですが、現代では性別に関わらずみんなをお祝いする日として定着していますね。

飾りや食べ物の由来

こいのぼり

江戸時代に生まれた風習で、男の子が生まれると幟(のぼり)を立ててお祝いしていたそうです。鯉は生命力が強く、滝を登ると竜になり、天に登るという中国の伝説に由来し、子どもが健康に育ち、将来出世し立派な人になるようにという願いが込められた飾りです。

兜(かぶと)

兜を飾ることは、武家社会から由来します。武将にとって兜は、自分の身を守る大切な装備。現代では、兜が身を守ることから、病気や事故などから子どもの体を守る願いが込められています。

菖蒲

もともと薬草として使われていた菖蒲。強い香りをもつので、邪気を祓うとされており、端午の節句には菖蒲湯に入る風習があります。

また、武家社会では“勝負” “尚武”といった言葉ともかけられ、男の子のたくましい成長への願いも込められています。

柏餅

こどもの日の食べ物といえば、やっぱり柏餅!柏の木は、若い芽が育つまで葉が落ちないことから、子孫繁栄を願う縁起のよい植物といわれています。そのことから、江戸時代の端午の節句から食べられるようになったそうです。

ちらし寿し

華やかな見た目でお祝いの席では定番の料理ですね。海の幸、山の幸を一緒に食べることで、自然の恵みに感謝しながらそのエネルギーを取り込むという考えもあります。具材それぞれにも縁起のよい意味が込められています。

簡単!こどもの日のお祝いレシピ

縁起物の“兜” “こいのぼり”をモチーフに、お子さまがよろこぶお祝いレシピをご紹介します!

春巻きの皮で!パリッとおいしい兜

材料

・春巻きの皮 1枚

・水 適量

・揚げ油

・塩 適量

作り方

①春巻きの皮を常温に戻し、広げる。

②折り紙を折る要領と同じように、兜を折っていきます。

 point!1折りするごとに指を水で湿らせると、折り目がつきやすくキレイに仕上がります。

③揚げ油をあたため、約170℃でキツネ色になるまで揚げます。

④仕上げに塩をふったら完成!

揚げる前②の工程で、お好みでハムやチーズを中に入れると、さらにお子さまの好きな味に仕上がります♪

【揚げる前の兜】

ひと手間加えるだけで“こいのぼりオムライス”

材料(1人前)

▽ケチャップライス

・ごはん 100g

・豚ひき肉 30g

・玉ねぎ 1/8(20-30g)

・バター 10g

・ケチャップ 大さじ2

・鶏ガラスープの素(顆粒) 小さじ¼

・カレー粉 耳かき1杯分

▽薄焼き卵

・卵 1個

・塩 少々

・油 小さじ1

▽仕上げ用

・ケチャップ

・マヨネーズ

・丸く切った海苔

作り方

▽ケチャップライス

①玉ねぎはみじん切りにする。

②あたためたフライパンにバター、豚ひき肉を入れ炒める。

③肉の色が変わったら①を加えて、しんなりするまで炒める。

④ケチャップと鶏ガラスープの素を加える。

 point!ケチャップは、炒めることでコクがUPします!

⑤ごはんを加える。具材と絡むように、ほぐし炒める。

⑥カレー粉を振って、混ぜれば完成!

 point!子どもが好きなカレー味。ケチャップとの相性がよく、ちょっとした隠し味に!

▽薄焼き卵

①卵と塩をよく混ぜ合わせる。

②よくあたためたフライパンに油を引き、①を一気に入れ均一に広げる。

③円の周りが焼けてきたら火をとめ、余熱で火をとおす。

▽仕上げ

①お皿にケチャップライスを盛り付ける。

②薄焼き卵の右側、縦1/2のところに切れ目をいれる。

③①の上に②を被せて、形を整える。

④オムライスの左側に丸くなるように、マヨネーズを付ける。

⑤④の上に海苔を置く。(こいのぼりの目が完成!)

⑥③の真ん中にケチャップとマヨネーズが交互になるように付ける。

⑦⑥のソースを切るように、箸を右から左へ動かす。(こいのぼりの鱗を描く)

その他、おかずを盛り付ければ子どもの日プレートが完成!

市販の商品を活用!簡単ちらし寿し

こどもの日はGW中の行事なので、連休前後の予定も加味すると意外とバタバタ過ごすことに…そんな忙しい中でも市販の商品を活用すれば、お子さまだけでなくママにも嬉しいですね♪

酢飯:ごはん+ピクルスの素

基本の酢飯は、お酢と砂糖、塩を合わせた調味料をあたたかいご飯に混ぜて作ります。一から作ると計量などの手間がかかりますが、市販の“ピクルスの素”を使えば簡単に作れます!

その際、おいしく作るためのポイントとしてご飯を炊く時の“水加減”に注意が必要です。

ピクルスの素を混ぜると水分(酢)が加わるので、ベチャッとした仕上がりに…

炊飯時、お米に対する水の量を普段より少なめに設定し、固めのご飯を炊きます。

このひと手間で、べちゃっとした酢飯にならず美味しく召し上がれます♪

トッピングもできるだけ簡単に!

錦糸卵をつくるのが面倒であれば卵焼きを切って盛り付けたり、市販のお刺身を飾ったり。酢飯って、結構何にでも合うので冷蔵庫に余っている食材でOKです!

お子さまのリクエストを聞いて、好きな具材をトッピングしてみるのも、新たな発見が生まれそうで面白いですね。

楽しいこどもの日を!

今回は、子どもの日に作って食べたいオススメレシピをご紹介しました。私も息子が生まれて、初めての子どもの日を迎えるのでどんな風に過ごそうか、今から楽しみです。家族みんなで、楽しいこどもの日を過ごしましょう♪

minori

■フリーランス管理栄養士/1児のママ ■マタニティフード協会アンバサダー ■PR業、カフェ店長、バイヤーなどを経て独立。 ■主な活動内容:レシピ開発やクッキング動画の出演、SNS運用など食に関わること全般。 ■今後は「地方創生×食」「食育」の分野にも興味があり、積極的に携わりたいです!