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外出中に大掃除!イマドキのタイパ家電ルンバ

我が家にルンバがやってきた!

出会いのきっかけは夫の誕生日。義母からもらった家族想いなプレゼント。

結婚して最初の夫の誕生日。義母からルンバが送られてきた。

「せっかくだから2人のためになるものが良いじゃない?」とのこと。

私のことも考えてくれてありがたいと思う反面、本当に良い物なのかと疑いの心もあった。

と言うのも、私は最近の便利家電をあまり信じていないのだ。

食洗機は洗い残しがありそう、水道代が高くなりそうと思い未だに手洗い。

ドラム式洗濯機は洗浄力が落ちそう、しっかり乾燥できなそうと思って縦型の洗濯機を使い毎日洗濯物を干している。

電気調理鍋は結局使わなくなる未来が見えるため、購入検討すらしていない。

掃除についてもパワフルなスティック型掃除機があり、ルンバは無くても十分と思っていたので便利と感じられるか不安だった。

せっかく頂いた物だから、とりあえず使ってみるか〜。最初はそんな気持ちでルンバを迎え入れた。

我が家にやってきたのは“Roomba i2”。

iRobot公式サイトによると、“パワフルな吸引力で賢く清掃し、毎日の掃除機がけから解放。性能と価格のベストバランスを実現したシンプルモデル。”とのこと。

義母曰く、比較的安価であるが基本的な機能は備わっており性能は申し分ないそうだ。

使い勝手としては下記の通り。

  • アプリで稼働スケジュール設定や外出先からの操作ができる。
  • エラーやゴミ捨てが必要なタイミングについてもアプリへ通知。
  • 間取りを記憶する機能はないが、掃除して通った場所は確認可能。
  • 障害物を避けられるので、家具の足や物が転がっていてもぶつかって違う道を進める。
  • クリーンベース(ルンバからゴミを回収してくれるもの)は無いが、必要に応じて後付けOK。
  • 音は結構大きめなので基本的に外出中に稼働が無難。

ルンバが来た時は夫婦2人暮らしで共働きだったので、月〜金の午前中に稼働するよう設定した。

我々が働いている間にルンバにも働いてもらおうという魂胆である。

さて、便利家電の便利さとはどんなものか。お手並み拝見。

稼働初日、エラーが発生した。動けなくなったという通知が届いたのだ。

場所を確認すると玄関の辺りっぽい。

玄関には段差があるが、検知機能があるのでは?と思いつつ帰宅すると、基地に帰れなくなったルンバがお出迎え。

確認してみると玄関マットが原因だった。

床に固定していなかった玄関マットが押されて段差の上までずれてしまい、その上を通った時に落ちてしまったようだ。

帰宅して一番の衝撃だったため、思わず写真を撮り夫に報告をしてしまった。

<段差から落ちたルンバ ビジュアル>

わりと序盤で落ちたようで、ルンバが通った跡はあるものの部屋の方はあまり掃除されていなかった。

初日はいまいちルンバのありがたみを感じられないまま終わってしまった。

やっぱり便利家電ってたいしたことないのかも?と思ったままの私である。

ルンバのために我々夫婦も学習する。

同じ過ちが起きないよう、玄関マットは固定した。

今度は全部屋掃除してくれるかなと淡い期待を抱いて会社へ向かう。

次の日は完了の通知が届き、掃除した上でちゃんと基地へ帰れたのかと安心した。

仕事が終わり帰宅すると玄関でのお出迎えは無い。

嬉しいようなちょっと寂しいような…不思議な感情が沸いてきた。

リビングへ入るとまず一番にカーペットの綺麗さに驚いた。

掃除機をかけた後の毛並みが揃ったような状態になっており、全体がツヤっとしているのだ。

そりゃそうか、ルンバも掃除機だ。なんて思いつつ、床をよくみるとゴミが全く無い。

仕事でほとんど家を空けているのに何故か毎日落ちている髪の毛、それが全然ないのだ。

感動、その一言。なんて素晴らしい物があるのだろう。

便利家電を信じてなかった私の考えが一転した日だった。

我々夫婦は掃除機掛けから解放された。

いつ友人が遊びにきても良いと思えるようになった。

ルンバが通りやすいように床に物も置かなくなった。

家がより綺麗になったのだ。

しかし、完全なる解放ではなかった。

ルンバは体が大きい。どうしても入れない隙間や角がある。

そこだけは掃除機や雑巾掛けが必要になってしまう。

ただ、あまり目につくところではない上に、大部分はきちんと掃除できているので頻度はかなり少ない。

ルンバが家に来たおかげで楽になったことは間違いなかった。

現在は子供が産まれ3人家族となった。娘は生後4ヶ月。

私は基本的に家にいるが、掃除をする暇も体力もない。やる気も起きない。

でも子供は清潔な場所にいて欲しい。

この相反する思いを解決してくれたのもルンバだった。

自分で掃除せずとも、部屋を綺麗にしてくれるのだから。

おかげで娘は毎日ほこりや髪の毛の落ちていない環境で遊ぶ事ができている。

それだけでなくルンバは、私の生活も整えてくれることになる。

私はきっちりと予定を立てて時間通りに動きたいタイプである。

しかし産後は予想以上の疲労に、ぐだぐだ過ごしてしまう日が多かった。

仕事のようにマストの予定もないので気合いが入らない。

毎日違う時間に起きて、気が向いたら児童館へ行き、なんとなく買い物をする。

自分の生活リズムも整わず、子供にも良くない気がしていながらもそんな日々を過ごしていた。

このままでは生活を立て直せない!と思った私はルンバに頼った。

子供が産まれてすぐはルンバのスケジュールをoffにしていたので、家を出るタイミングで都度稼働させていた。

稼働を忘れ、帰ってきてから思い出し落胆することも多々…

子供のために綺麗な空間を保ちたいという思いから、働いていた時のようにルンバを定刻で稼働するようにした。(我が家では10:30)

音が大きめで子供とルンバの共演はまだ難しく、稼働時は家を出なくては!という思いがあるため10時を過ぎた頃からそわそわする。

そろそろルンバが動き回るから家を出なきゃ、そんな思いが巡る。

この思いを抱くことによって、家を出るための準備が自然とできるようになってきたのである。

ルンバのスケジュールを設定してから数日で、10時過ぎには出掛けるという生活で落ち着いてきた。

子供の様子によって多少時間の変動はあるが、基本的には同じ流れで似たような時間に動けている。

家を出て、児童館へ行き、買い物をして家に帰るというルーティンである。

我が家の場合は全部屋を掃除するのに40分程かかるので、このくらいの外出が丁度良い。

まさかルンバが生活リズムの立て直しで活躍するとは。予想外の活躍である。

未だに他の便利家電までは信じ切っていない私であるが、ルンバは必須だという考えに変わった。

この便利さを知ってしまったら、毎日掃除機をかけるという生活には戻れない。

特に子供がいる今、掃除機を出すという1アクションすら面倒になっているのだから。

夫と時々将来の家について話す機会があるが、その時の論点もルンバ基準となっている自分がいる。

マンションや平屋のようにフラットな家ならルンバで掃除が完了する。

だからそういう家が良いと”私”が主張しているのだ。

まさか便利家電を軸に将来を考えるようになるなんて…自分でも驚き。

便利家電に頼って悪いことは何もない。

自分で家事をやってないと引け目に感じる必要もない。

便利な世の中になっているのだから、使える物は使って他の時間を確保すれば良いだけの話。

家事をするよりも有意義な過ごし方なんて沢山あるのだから。

上手く付き合ってより豊かな生活を得たいものだ。

そしてこの考えを持って、他の便利家電にも頼ってみたいかも?と思う私である。

家事の代わりに子供と過ごす時間が増えるのはこの上なく嬉しいもの。

今しか見ることのできないかけがえのない子供の成長。

できることなら一瞬たりとも見逃したくない。

その手助けをしてくれるのはきっと夫よりも便利家電だろう…

今日も元気にルンバが走り出した。

さて、娘と遊びに行くか。

Kotone

基本マインドは“どうにかなる” 何事も超楽観的な1児の母。
趣味は映画鑑賞、運動、裁縫、カラオケ、ピアノと様々。
野球部×チアリーダーの体育会夫婦により、娘は逞しく成長中!