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先輩ママに聞く、産後育児の困りごと

また、2位の「ごはん」に関しては、以下のような悩みがありました。

  • 母乳を飲むのがあまり上手でなく、かつ哺乳瓶は嫌いな子で、互いにストレスがあったと思います。
  • 妊娠中に講座受講もせず、情報もない状態で同じ姿勢で授乳していたため、乳腺炎に。

母乳を飲むのが苦手な赤ちゃんは、一定数いるようです。出産前に母乳のあげ方を、産院の助産師さんに聞いておけると安心ですね。ネットで検索すると、オンラインの両親学級などもあるのでチェックしてみるのも良さそうです。

3位の「移動」に関しては、以下のような悩みがありました。

  • ベビーカーに乗るのを完全拒否するので、大きな声で泣いたり、結局抱っこになったりしたのが大変です。
  • 家ではじっとしていられないし、出かけるといっても荷物も多く、二人連れて車に乗るまでに30分くらいかかったりしていた。乗ったら乗ったで暴れるし、大変だった。

生後半年くらいまでの赤ちゃんは、じっとしていることができません。また、普段と違う環境に移動したり、少しでも身体に違和感を感じたりすると、泣くことでアピールします。そのため、移動によるママの負担は大きくなってしまいます。

育児の困りごとを乗り越えた方法はスマートフォンを活用する声も

育児の困りごとを乗り越えた方法については、さまざまな意見があります。なかには「乗り越えるものではない」「乗り越えられず、ただ毎日をこなしていた」といった回答も見られました。

スマートフォンを活用して乗り越えた方も一定数いるようです。

  • youtubeで、赤ちゃんが寝る音を流した。
  • 夫の育休、寝かしつけアプリ

スマートフォンのアプリでは、寝かしつけアプリや赤ちゃんが落ち着く音楽など、さまざまなものがあります。アプリを上手く活用するのも、一つの方法でしょう。

ただ、一番多く見られたのは、パートナーや家族の協力でした。

  • 寝不足で辛いときは母や夫に寝かしつけを頼んだ。
  • 実家の母に頼りながら乗り切りました。実家にいる間少し眠らせてもらっていました。
  • 主人に協力してもらい夜中は交代で寝ていました。

パートナーの他にも、友人や家事代行を利用した方もいます。出産前から、頼れる先を見つけておいたり、パートナーと話し合ったりすることが、育児の困りごとを解決する道につながるのではないでしょうか。

産後(1~6カ月)の家事で最も困ったことは入浴(38.1%)

産後の家事で最も困ったことに関するアンケートでは、上位3位が以下の結果となりました。

  1. 入浴……38.1%
  2. 食事の準備……33.3%
  3. 掃除……14.3%

入浴(38.1%)」が1位ではあるものの「食事の準備(33.3%)」も多い結果となりました。続く3位は、大きな差を開き「掃除(14.3%)」。

入浴について、具体的にどのような部分で困ったのか、いくつかの意見を紹介します。

  • 双子育児のため笑、ひとりを入れてもうひとりを入れて……で真冬に真っ裸で数往復(苦笑)休まる暇がなかった。
  • 自分が洗う間、外で待っててもらうとギャン泣きされて辛い。だけど中に連れて行くわけにもいかず…。
  • 子どもをお風呂に入れていたらぎっくり腰になったこともあり、とても大変でした。

本来リラックスできるはずのお風呂ですが、赤ちゃんと一緒にお風呂に入る場合、赤ちゃんに意識が集中してしまうため、足を滑らせたり、腰を痛めてしまったりするママも多いです。事前に「お風呂に入る時は誰が見ておくべきか」「一緒にお風呂に入る場合に備えたグッズの準備」を考えておく必要があるでしょう。

食事の準備(33.3%)」については、以下のような意見があります。

  • 食事は絶対に必要なため考えることを完全にサボることはできなかった
  • 産後の体調回復が万全でなく、台所に立つのが厳しかったです。子どもは母乳なので関係なかったのですが、大人のご飯の調達が産前とは変わりました。

赤ちゃんは母乳やミルクで育ちますが、大変なのは大人の食事の準備です。育児をしながら栄養を考えたご飯や手間のかかる食事は、かなりの労力がかかります。産後の大人の食事についても、パートナーと話し合っておくと良いでしょう。

掃除(14.3%)」については、以下のような意見がありました。

  • 寝てる時間は掃除機がうるさいし、起きている時はほっておいて掃除しづらい
  • 常に睡眠不足なので、掃除まで気が回らない

掃除は14.3%と、決して多い数字ではないものの、掃除に悩まされている先輩ママさんは多くいるようです。入浴や食事とは異なり、掃除は絶対的に必要な家事ではありません。しかし、掃除をしなかったことが原因で、パートナーとケンカになってしまったという意見も見られました。

家事を乗り越える方法はパートナーの協力が不可欠

産後の家事は、パートナーの協力によって乗り越えられたという意見が多く見られました。

  • 実家に頼り、主人も実家で過ごしてもらうことにした。
  • 夫が台所に立ち、惣菜やお弁当、店屋物のお世話になりました。
  • パートナーと話し合い、在宅ワークのできるところに引っ越してお風呂担当になってもらいました。
  • 何度も家出をした。それでやっと夫が家事に協力的になった。ちからわざ。

上記のように、家事の困りごとは、パートナーの協力が不可欠です。

ただ、育児の困りごとと同様「乗り越えられていない」といった意見もありました。

ママは、家事だけでも洗濯に掃除、食事の用意など、ただでさえ作業量が多いです。その上に、数時間おきに起きる子どものお世話やおむつの交換、授乳などがあると、1人でいられる時間はほとんどありません。
赤ちゃんが生まれてからではなく、生まれる前からパートナーとどのように協力して乗り越えていくか、家事の分担などを話し合っておくと良いでしょう。

こちらでも、具体的な方法を特集しています。ネントレの本もご紹介しているので、ぜひ見てみてくださいね。

ママーレコーレ編集部

ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。