覚えておこう!出産後の赤ちゃんイベント~④お食い初め~
こんにちは。ご覧いただきありがとうございます!
4歳と0歳の娘の育児中のショウコです。
『出産後の赤ちゃんイベント、多すぎてびっくりした!』
そんな出産後のいそがしいパパママの混乱を防ぐための連載第二弾!
「どの時期にどんなイベントがあるの?」「何を準備すればいいの?」
出産してからバタバタしないよう、赤ちゃんを迎える前に把握しておくとよいですね。そんなママパパたちの為に、「出産後早々にあるイベント」についてまとめてみました。
- <目次>
- 【1】生後7日目:お七夜
- 【2】出産後から随時:内祝い返し
- 【3】生後1か月:お宮参り
- 【4】生後100日:お食い初め
- ※こちらのページでは「お食い初め」について記載します。
①お食い初めって?
②準備するものは?
③お食い初めの決まりごとは?
①お食い初めって?
お食い初めは『百日祝い(ももかいわい)』とも呼ばれ、生後100日を迎える赤ちゃんが『生涯食べるのに困りませんように』という願いを込めて行われるイベントです。
平安時代から行われている古い儀式で、祝う時期が歯の生え始めである事から「歯がため」と呼ぶ地域もあるようです。
お食い初めの伝統の食事を準備し、家族で集まって食卓を囲みます。
勿論まだ赤ちゃんは食事ができないので、食べ物を挟んだお箸を赤ちゃんの口元に持っていき、「食べさせるマネ」をする儀式です。
準備する食事や、食べさせる順番等は後ほど記載します。
最近はお食い初めと一緒に「100日祝い」をする家庭も増えており、
お食い初め時の写真だけでなく、このように「おひるねアート」の写真を記念に残しているママも多いですね。
古くから、赤ちゃんの成長を祝う家族の気持ちは変わりません。
②準備するものは?
お食い初めに準備するものは、
◇お食い初め用の食器(祝い膳)
◇祝い箸
◇歯固め(はがため)の石
◇一汁三菜の食事
です。
◇お食い初め用の食器(祝い膳)
お食い初めの用の食器の基本は漆器です。
しかし、漆器の食器をお食い初めの後も赤ちゃんが使うかというとその可能性はかなり低く・・。準備が大変・勿体ないという考えであれば、赤ちゃん用のプラスチックの食器でも問題ありません。
お宮参りの際に、神社からお祝いとして頂けることもあるようです。
◇祝い箸
赤ちゃんの食事を挟むためのお箸。
お正月や婚礼の儀式など、ハレの日には欠かせない、縁起の良いお箸です。主に柳の木でつくられた、「両口箸」「俵箸」のことをいいます。
◇歯固め(はがため)の石
「丈夫な歯が生えますように」という願いが込めて行われる「歯固めの儀式」でつかう石。(儀式については後ほど記載。)
神社でお借りしたり、通販で購入したり、お宮参りのお祝いとして頂くこともあります。神社でお借りした場合は、きちんとお返しするようにしましょう。
◇一汁三菜の食事
お食い初めで準備する食事は『一汁三菜』が基本となります。
絶対にこれを準備しなければいけない!という決まりはありませんが、よく作られている食事は下記です。
- 魚(鯛の尾頭付き):焼き物では、鯛の尾頭付きが一般的です。尾頭付きの鯛には「めでたい」という語呂合わせだけでなく、「首尾一貫」の意味もあるといわれています。
- ご飯物(赤飯):赤には邪気を祓う力があるとされ、お祝いの場で頻繁に出されますね。
- お吸い物:鯛を中心に、季節ものの具材を使用します。吸う力が強くなるように、との意味があります。
- 煮物:季節の野菜や蓮根、里芋、人参、筍、椎茸など用います。
蓮根は「先を見通せる力がつくように、里芋は「子沢山に恵まれるように」等、野菜にもそれぞれ意味があります。 - 酢の物や香の物:季節のもの等を漬け込んだお漬物。酢の物として「紅白なます」や「蛸の酢の物」などが使われます。
③お食い初めの決まりごとは?
◇食べさせる順番
お食い初めは、大人が食べ物を赤ちゃんの口に付け、「赤ちゃんに食べさせる真似」をします。
その食べさせる真似をするにも順番があります。
- 「ご飯→吸い物→ご飯→魚→ご飯」の順番を三回繰り返してから「歯固め」
- 「歯固めの儀式」では、箸で歯固め石に触れてから、赤ちゃんの歯に当てる
生後100日の赤ちゃんをじっとさせたまま、上記を3回繰り返すのは正直困難です。笑
ぐずってしまったら一旦ストップして抱っこしてあげてもよいですし、順番を変更しても問題ありません。
できればお食い初めの前に授乳やお昼寝を済ませておくことがベストですが、そんなに都合よくもいきませんよね。赤ちゃんの期限と体調に合わせて行いましょう。赤ちゃんがご機嫌な方が、きっと写真も良いものが撮れます。
◇『歯固めの儀式』について
初めて聞く方も多いであろう『歯固めの儀式』。
「石のように丈夫な歯が生えて、長寿で健康に生きますように」という願いが込められており、祝い箸を歯固め石の表面に触れさせて、その箸を赤ちゃんの歯茎に優しくちょんちょんと軽くあてがうのが作法です。
石そのものを赤ちゃんの唇に軽くくっつけてあげても良いです。誤飲しないように気をつけましょう。
◇家でする?外食でする?
最近は、和食屋さん等で「お食い初めメニュー」を準備しているお店もあります。
筆者の場合、長女は外食で、次女は(コロナの影響もあり)家で行いました。
ちなみに祖父母は招待しておらず、両親+こどもだけで行っています。
外食の利点は、まず「料理の準備をしなくてもよいところ」。
鯛を焼いたり煮物を作ったり・・等するのが大変だと感じたので、すべて行ってくれる外食を選びました。
「お食い初め御前」を準備してもらい、個室の和室に通してもらいました。なので、自由に授乳やオムツ替えができました。少しぐずっても周りの目もないので気分的には楽です。
デメリットとしては、勿論「費用がかさむところ」。
赤ちゃん用のお食い初め御前+大人二名の会席を注文したので、総計で20,000円弱になったと記憶しています。
祖父母も呼んだりすると更に食事代がかかるので、費用との相談が必要かもしれません。
ちなみにお邪魔したお店はこちらです。
⇒お食い初め御膳 5,000円 | 個室会席 北大路 銀座本店 (kitaohji.co.jp)
次女のお食い初めは家で行いましたが、やはり食事の準備が大変だったので、ネットで注文しました。
⇒【楽天市場】お食い初め膳 > 服部幸應先生監修お食い初め はじめての食育膳:お祝い膳 楽天市場店 (rakuten.co.jp)
ネット注文でも立派&美味しかったので、外食にいくのも大変だな‥と感じる方にはお勧めです!
最後に
如何でしたでしょうか?お食い初めのイメージは付きましたか?
誰を呼ぶか?どこで行うか?等準備が必要なので、直前になってバタバタしないように事前に考えておくとよいですね。
さて、『覚えておこう!出産後の赤ちゃんイベント』の連載は今回で終了です。
改めて、生後100日までに行うイベントも多く、準備もそれなりに大変ですよね・・。できるだけ出産前に「いつ、どこで、誰と行いたいか」程度は準備しておいた方が安心です。
どのイベントについても、『ママと赤ちゃんの体調を第一優先に』ということは忘れずに、楽しく行えるようにしましょうね。
前回までの記事はこちら。よければご覧ください!⇒
ライター:ショウコ。4歳と0歳の娘育児中のワーママ。好きなアイドルはSexyZone。
ママーレコーレ編集部
ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。