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覚えておこう!出産後の赤ちゃんイベント~③お宮参り~

こんにちは。ご覧いただきありがとうございます!

4歳と0歳の娘の育児中のショウコです。

『出産後の赤ちゃんイベント、多すぎてびっくりした!』

そんな出産後のいそがしいパパママの混乱を防ぐための連載第二弾!
「どの時期にどんなイベントがあるの?」「何を準備すればいいの?」
出産してからバタバタしないよう、赤ちゃんを迎える前に把握しておくとよいですね。そんなママパパたちの為に、「出産後早々にあるイベント」についてまとめてみました。

①お宮参りとは?
②服装は?
③気を付けること・準備するものは?

①お宮参りとは?

赤ちゃんが生まれて約1か月後にやってくるイベント、お宮参り
男子は生後31~32日、女子は生後32~33日に行うのが一般的とされていますが、ママと赤ちゃんの体調が良いときを選んで行うのが良いでしょう。

※筆者の長女は6月生まれ。7月半ばにお宮参りに行きましたが、暑くて大変でした・・。なので、天候も含めて無理のない範囲で行ってください。

お宮参りは元々『地域の氏神様に誕生の報告をする』『お産の忌明け』の意味を込めて、地元の神社に赤ちゃんを連れてお参りをするというものでした。(地域によって違いはあります。)
しかし最近は、赤ちゃんの健康を祈願するために参るイベントとして捉えられることが一般的となっています。赤ちゃんとママの出産後初めての外出がお宮参り!という家族も多く、地域の氏神様ではなく、安産祈願を行った神社にお礼参りの意味も含めて行う家庭も沢山あります。
また、産後1か月のまだまだ大変な時期にわざわざ行わず、生後100日ごろに行う「お食い初め」の儀式(イベント)と一緒に行う家庭も増えているようです。

きちんとご祈祷を受ける場合、ご祈祷の時間は15~30分程度あります。
移動も含めて大変かと思いますので、あまり決まりにはとらわれず、ママと赤ちゃんの体調を一番に考えて行うようにしましょう!

②服装は?

まず赤ちゃんの服装はどうすればよいでしょうか?

お宮参りでの赤ちゃんの正装は、『白羽二重(しろはぶたえ)』という着物の上に『祝着(のしめ)』を羽織る、というものです。
白羽二重(しろはぶたえ)とは、高級な白絹生地で織られた肌着のようなもの。
祝着(のしめ)とは、赤ちゃんを抱いた祖母や母親を包むように覆いかぶせる着物のこと。後ほど詳しく記載します。

正装は上記の通りですが、最近は簡易的に白色のロンパースを着せたり、産院の退院時に着せていたベビードレスを着せている家族も多いです。
寒い・暑い等天候の事情もあるので、赤ちゃんにとって一番良い選択をするのが良いでしょう。

ちなみに筆者の場合、【長女はベビードレスの上に祝着】【次女は白色ロンパースのみ】という服装でした。長女の時の真夏のお宮参りに疲弊したことを覚えていたので、次女の時はとても簡易になりました・・。
ベビードレスの例

祝着ってなに?

お宮参りと言えば、このような大きい着物のようなものを赤ちゃんが被っているイメージがありませんか?これが「祝着」です。「産着」「掛着」「初着」とも呼ばれます。

男の子であれば、出世や大成を表す「熨斗目模様(のしめもよう)」が定番で、絵柄は龍や虎、兜、軍配、宝船などがよく選ばれています。カラーは黒・紺・青等が多いです。
女の子は、蝶や手毬、鈴、御所車といった華やかな友禅文様が人気です。カラーは赤・ピンク・黄色等が定番。
この祝着の上から帽子やスタイを被せます。
この祝着は購入しても勿論よいですが、大半の家族はレンタルをしています。
ちなみにこの祝着を着用して赤ちゃんを抱っこするのは、一般的に「父親方の祖母」とされています。

次に、大人の服装はどうすればよいでしょうか?

これも正装としては、女性は「訪問着」「色無地」等の着物、男性はスーツとされています。赤ちゃんが祝着を着るならば、合わせるように和装(着物)を着用するのがマナーでもあります。
着物でお宮参りをする際は、授乳を事前に済ませておくようにしましょう。着物を着用しながらの授乳はとても大変です・・。

大人の服装も、最近は簡易化されています。
女性は落ち着いたワンピースにカーディガン、男性も白シャツにスラックス等の、神社に相応しいような格好であれば問題ありません。

赤ちゃんにとっては一生で一度のお宮参り。写真に残って恥ずかしくないような服装をするようにしましょうね。

③気を付けること・準備するものは?

お宮参りをするにあたり、気を付けることや準備物の紹介をします。

赤ちゃんを抱っこするのは?

まず、「②服装は?」でも記載しましたが、祝着を羽織って赤ちゃんを包み抱っこするのは、父方の祖母が一般的とされています。
これは、お宮参りが「出産の忌明け」の意味も込められていたためです。出産後の母親はまだ出産=血=穢れが残っている・・と考えられていたからです。
勿論最近ではそのような考え方も薄れていますが、伝統として「抱っこは父方の祖母」というものは残っています。徹底する必要はありませんが、念のため地域のしきたりや、実家の意向を聞いておいた方が安心でしょう。

ちなみに筆者のお宮参りの際は、姉妹共に私(母親)が抱っこしていました!
(しきたりがあるのは知っていましたが、特にこだわっていなかったため。)

初穂料って?

準備物としては、赤ちゃんのオムツやミルク・ガーゼ等基本的なものは勿論ですが、『初穂料』が必要です。(神社で祈祷を受ける場合)

これは、神社にお支払いする謝礼です。『初穂料』『玉串料』と呼ばれ、のし袋にいれてお渡しするのが礼儀です。
金額は五千円~一万円程度ですが、神社のHP等に記載されていることもあります。失礼にならないよう、事前にチェックしていきましょう。

のし袋は紅白で蝶結びの水引が付いたものを。名前を記載する部分には、赤ちゃんの名前を筆ペン等で書きます。ボールペンや鉛筆はNGです!

縁起小物は何がある?

お宮参りの祝着に、このように小物がぶら下がっているのを見たことがある方はいませんか?

このような小物は「縁起小物」と呼ばれ、赤ちゃんの成長を祈願する意味が込められています。地域によって準備物に差がありますし、必須なものではありませんが、準備したいという方に簡単に説明します。

◇未広(扇子):縁起の良い末広がりの意味がある扇子。お宮参りでは、扇子に赤ちゃんの生年月日と氏名を記入し、のし袋に入れた状態で着物(産着・初着)に付けます。
◇お紐箋袋:家族や知人から頂いたご祝儀袋に穴をあけて紐を通し、祝着に結び付けます。関西圏で伝わっている風習のようです。
◇でんでん太鼓:昔は悪霊を払うために使用されていたでんでん太鼓。お宮参りの際は、「角がなく、優しい性格に育ちますように」「表裏がない、素直な子に育ちますように」という意味が込められています。
◇犬長子:小さい犬のお人形。健やかに成長する子犬にあやかり「たくましく成長しますように」という意味が込められています。

犬長子とでんでん太鼓

上記のような縁起小物は、赤ちゃんを抱っこしている人の祝着の背中側に括り付けます。紐の結び方にも地域によって習わしがありますので、付ける予定の方は事前に下調べをしておきましょう。

いかがでしたでしょうか?お宮参りのイメージは付きましたか?
意外と準備するものが多く感じられたかもしれませんが、どこまでしっかりと風習通りにするかはその御家庭次第です。
何よりもママと赤ちゃんの体調が大切。出産後1か月の身体は、まだまだ元気ではありません。
無理せずに、家族が楽しいと思えるように行ってくださいね。

次回は、『【4】生後100日:お食い初め』です!

ライター:ショウコ。4歳と0歳の娘育児中のワーママ。好きなアイドルはSexyZone。

ママーレコーレ編集部

ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。