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【帝王切開】第三子出産レポート#2

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赤ちゃん無事に生まれてきてくれたし。
写真は撮れたし、胎盤とかも取り出し終わった。

血圧もそこまで低くないしサチレーションも問題ないし。
出血も多くないし、あとは縫合して終わりなはず。

頑張ってこれさえ我慢すれば
気持ち悪いのも寒気もおさらばだ!

と思って気合いで乗り越えるつもりなのに
なかなか乗り越えられないのが現実というもので…笑

半分意識遠のきそうになりながら
吐き気と闘いやっと手術終了。
先生より術後言われた言葉は…
「なんか予想よりは出血多かったけどこの程度なら問題ないよ」
じゃあまじで言わなくていいんですよ。
ちょっと気になっちゃうから!苦笑

「あ、ちなみに赤ちゃんも今は保育器にいるからね」
とも最後に言われ。
ん?保育器?と思ったら…

隣にいた看護師が教えてくれました。

「帝王切開で取り出した赤ちゃんは、経膣分娩の赤ちゃんに比べて
生まれる準備が整う前に勝手に生まれる場合が多いからねぇ」

(特に2回目以降の帝王切開は「妊娠38週」での出産が多いので、
本来生まれてくる準備が整う2週間前に手術で取り出すから
「勝手に生まれる」といいう表現を看護師はしたんだと思います!
表現良くないですが悪い意味で言ったわけではないと思うんです)

きっと環境の変化に対応しきれず
なかなか呼吸とか上手にできない子が多いから。
だからとりあえず様子見るため
保育器に入っているんだなぁと理解。

1人目も2人目も
「とりあえず保育器に入ってます」
なんて話されたことないわ!笑

大体帝王切開で取り出して出産した赤ちゃんは
約1時間程度保育器の中で過ごした後
問題なければ普通の「コット」と呼ばれる
赤ちゃんベッドにうつれるんだそうです。

先生たちはやること終えたため退室され
残り看護師たちが頑張ってくれました。

この赤ちゃん取り出しても
3654gと1キロ超えの胎盤のおかげで
多分5キロは減ったであろうけれど
完全なるデブには変わりのない私。苦笑

それなのに私の着替え、オムツ当て
手術台からストレッチャーへの移乗という
大変申し訳ないスケジュール。

「誰がここ持つよ?」
とか本人の前で1番重い場所の譲り合い。
わたしは別にいいけど
他の患者の前では絶対言っちゃダメだよ!
とか心の中で思いつつ。でも分かる。
だって本当にデブだから。

でも結果的には看護師の皆さん
本当にテキパキやってくださり感謝。笑

ストレッチャーに乗り移り
15時ちょうど辺りに病室へ帰還。
戻ってきて最初のうちは
麻酔が全く切れてないので何されても感じず。
でも気持ち悪い。寒い。吐きそう。

私の寝てる正面にデカデカとある時計のおかげ。
さらにメガネもつけてもらったから良く見える。
「あー、手術って全部で1時間半なのか」
って気分悪いのに冷静に考えてみたりした。

電気毛布入れてもらって暖房入れてもらっても。
寒い寒い寒い。
連絡みんなにしなくちゃ!
分かってるけれど身体が震えてて
いうことを全く聞かない状態。

そんな感じでぼーっとしていること5分くらい。

何やら神妙な顔した先生と看護師がきた。

「あの…ひとまず、ご出産おめでとうございます。それでですね、
唐突で申し訳ないのですが、ママ実はですね…」

と言いかけた看護師に対して
「救急搬送ですか?」
と普通に聞き返しちゃいました。

「ママ、冷静だねえ」と他の看護師に言われ。
たしかになと自分でも思いながら説明受けました。

赤ちゃんは保育器に入って50分ほど経つが
今でも自発呼吸がうまくできてないこと。

酸素を使っててもそこまで適正数値にならないこと。
多分救急搬送します。
ご主人に連絡しますがよろしいですね?というお話。

「もちろんです。」と伝えて、お任せ。

主人は何かあった時のために自宅待機だったのに
超〜タイミング良い男だった!えらい!

実は今日の入院時。
受付で急に言われたことがあって。
「パパの保険証原本が退院までに必要なので、
パパが来れる時に来てください」
と受付の人から言われたんです。

正直「今かよ」って感じで。笑
だって朝車でここまで送ってくれているし。
しかも前持って教えてくれてたら
そのまま保険証持ってきたのに!
と思いながらも、帰っちゃった主人へ
ラインをして伝えたんです。

そのラインに電話で返してくれ
「そしたら手術が14時スタートなら15時頃までには生まれてるだろうし、
性別と体重とか知りたいからその時間に合わせて保険証渡しに行って、
そのまま話聞くわ」
と言ってたので予定では
ちょうど今くらいに産婦人科に来る時間。

期待しつつ電話したら
「いま産婦人科ついたところだよ。お疲れ。どしたの?
…なんかあった?」
とさすがは夫婦。素晴らしい。
私たちの子供に自分で言いたくないけど
「健康」という字がなかなか
当てはまらないことをご存知の様子。

すぐ説明。すると「わかった」と。
産婦人科の受付で声かけてもらって
主人は救急搬送に付き添いへ。

救急搬送決定したようなのでその後
産婦人科が色々電話をかけて搬送先を
調整してくれていましたが今回は難航。

本来搬送先になってる市内医療センターが
今回満員のため受け入れ拒否。
他に電話しても拒否され続ける。決まらない。

なかなか搬送先が見つからないため
待つ時間が長く…先生たちも「まずいね」と。

でも隣にいた看護師が教えてくれたのは
「他の受け入れ断られたと言えばたぶん調整して、
医療センター受け入れてくれるはずですよ」
そんな中で先生が再度医療センターへ電話。
他にも断られたと言ったためか
看護師の言う通り、受け入れ可能に。
電話かけ始めは15時10分頃で
やっと決まったのが15時40分過ぎ。

そのあとバタバタ準備したみたいで
速攻で救急車の音が聞こえ始め。
救急車到着15時50分頃。行っちゃいました。

医療センター到着は主人が言うには
16時10分頃で、主人はそこから
「検査など一通り終わるまで待機しててください」
と言われたよと連絡きて。そっから待機。
でも待機がなんと…3時間!

医療センターで待機している主人も
病室で身動き取れなかった私も
お互いこの3時間がとても大変だった。
この続きはまた後ほど♡





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ママーレコーレ編集部

ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。