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【帝王切開】第三子出産レポート#3



前回の記事はこちら

出産したばかりの次女は医療センターへ。
主人も次女の付き添いで
救急車の後ろを我が家の車で追いかけて行く。


さて私はというと!
15時過ぎに病室に着きましたが
麻酔もバッチリ効いててどこも痛くなかった。

でも…看護師が5分おきとかに見に来てくれ
毎回切開部分なのか、その上らへんを手で押し
出血あるか、子宮収縮どうか観察されます。

これがまあ、結構すでに麻酔はだんだんと
切れ始めている箇所なので
地味に感覚あるので割と痛いのです。

足は動かそうにもまだまだ感覚ないですが
上腹部らへんはもうしっかり感覚はある。
この時はだいだい16時半頃かなぁ。

ちょうど同じ頃から5分から
30分おきの訪室になったみたいで
30分おきに検温、血圧、腹部押される
などなどをされていきました。



時間は戻りますが、16時前に
救急車の音が聞こえてきました。
きっと次女を乗せてってくれる救急車であろう。
よろしくね。
急いで欲しいけど安全運転がいいな。
なんて冷静に思ったり。

なんでこんなこと思うかと言うと…
皆さんは救急車に乗った経験ある方が
一般的には少ないと思いますが
救急車はなかなか。いやかなり!
まじでスリル満点なんですよ。苦笑

この話をしだすと、これだけで
1本以上のお話になってしまう恐れがあるので
また今度お話致します!お楽しみに!

そんなこんなで心の中で運転手さんに
適度な安全運転をお願いしつつ
産婦人科到着したため音を消していた救急車が
搬送準備整ったのか再度音を出し始めた。

次女が出発するんだろう。
その少しずつ遠さがる音を聞きながら
祈り見えない救急車たちを見送りました。

主人からは16時すぎに
「病院着いた!結果聞いたらまた連絡するからお前は
自分の身体だけ考えろ!長男長女はお義父さんお義母さんに。
次女は俺に!お前はお前のこと!」
という何ともムカつくけど、とてもカッコいい言葉が。

ちょっとウルッとなりながらも
笑うのも泣くのも
帝王切開後の私には痛みを伴うこと。
そう、腹筋使えない私には激痛なので我慢!

その後また主人から「結果わかったら連絡する!」
とのLINEがありました。がんばれ次女。

主人と連絡をとり終わったタイミングで
顔を見上げて時計を見たからか?
切開の傷口ではなく子宮収縮だろう痛みが
ちょうどいいタイミングで襲い始める。
これは後陣痛とかいうやつですね。

ある程度は仕方ないものだから我慢。
我慢、我慢、我慢…あれまだ3分しか経ってない。
我慢、我慢、我慢…あれこれでまだ5分?は?
みたいなくらいの痛みとの闘い。

素直に痛み止めの座薬を挿れて貰えばいいのに!
この時で16時45分くらいだったと思います。

我慢しすぎて気が付くの遅れたけれど
気付けば大量の汗。メガネは曇る。

気を紛らわせようと頭では思ってて
手術前に起き上がれなくなる自分のために
ベッド周りを充電器、iPad、イヤホンなど。
入念に準備しておいたので
とりあえず渾身の力を出して
イヤホン付けて音楽を聴くことに!

なんで音楽かと言うと。
動画のためにiPhoneを両手で持ち続けるという
気力すらも、見続けられる自身も微塵もない。

そして音楽の力を借りつつ
少しだけ気が紛れた17時過ぎ。

主人から再度ラインが入る。
「バタバタ先生たちが動いてくれてるけど
まだ何も言われない。そっちは?」
とLINEはこの時のためにiPhoneを
一時的にパスコード解除してたので
どんなに悲惨な顔をしていようとも
iPhoneさえ見れさえすれば
勝手に文面出てきて読めたけど。
今はとてもじゃないけど返事を打つ気もない。
見るので精一杯なくらいの痛み。

仰臥位にしかなれないから
胸の上にiPhone置いて
左腕には常に血圧計巻かれ
右手には点滴ルート繋がれてて
お腹は痛いし、携帯持つのは苦痛。
無理でした。既読スルー。ごめんよ。笑

17時15分音楽の力さえ虚しいほど
ついに痛みの限界。ギブアップ。

あんなに手術中から寒くて震えてた身体は
もうどこへ消えたのかしら。
滝のような汗。
痛みで何かものに八つ当たりしたくて
手術中からつけてる酸素マスクも
ぶん投げて外したくなるほど。
いや投げる力もないんだけど。苦笑

もうさすがに無理だと確信したので
ナースコール鳴らして座薬を依頼!

17時25分座薬挿入。
挿れてすぐ効けば良いんだけども…
そんなことはなく、効き始めは18時直前。
痛みはまだまだ継続してるけど
汗と湯気みたいな身体の熱さが薄れてきた。

そのあと少しずつ呼吸が楽になってきて。
18時15分には汗もかかなくなってきて
18時半には我慢できる程度の痛みに。

iPhoneを持って返事する余裕が生まれる。
でもまだ暑い。体が楽になったから
今度は「暑い」という気持ちがピークに!

そんな暑さに苦しんでいたところで
タイミング良く看護師来て
私にうちわを貸し出してくれました。

ついでに暑がってたので術後から
使用していた電気毛布は即回収。

うちわで自分を仰ぐ余裕も出てきた18時50分頃
「処置がひと段落しました。説明もう少しでしますので
今しばらくお待ちください」
と言われたと主人から連絡入る。
余裕があったので私もすぐ返事する。

でもその後から主人の連絡がない。
どうしたのかな?と思いながら待ってると
19時15分主人から電話。
声が聞けて私自身の気持ち的には
ひと安心。正直とても嬉しい。

でも2時間前の痛み絶頂期な私であれば
心底タイミング悪い電話に対して
過剰な怒りと共にムカついたはずだなと
ふと思い、そんな自分勝手な自分に
1人で勝手に呆れながらも電話する。

主人からの話だと次女は
「新生児一過性多呼吸」という診断名。

二酸化炭素が溜まりすぎていたとのこと。
3日〜1週間で退院できるでしょうという
主治医チームからのお話だった様子でした。



主人も朝から頑張った。私も頑張った。
長男も長女もきっといっぱい頑張った。
そして1番は…やっぱり次女。

次女からしてみたら今日生まれてくるのに
それ以上な痛みと苦しみと。
下手したら誕生日という素晴らしい日に
死んじゃうかもしれないほどの覚悟で
とにかく頑張って生まれてきてくれた。

やっぱり出産ってすごい。
自分が産んだからすごいとかじゃなくて。
結果オーライなことじゃなくて。

1つずつ全てが宝石のカケラみたいなもので
小さな小さなカケラが、1つずつ合わさって
大きくなって、1つの塊になって。

それが命になって「おめでとう」に繋がる。
すごいなあ。おめでとうって言葉って
こんに重みのある言葉なんだなと
その時の私はとしみじみ感じたりして。


私はただ切られただけ。
耐えてるのは術後のこの痛み。
これは1人で我慢しないと!

みんなは自分自身が頑張ったんだ。
私もママなんだから頑張ろうと誓った。


こんなかっこいいこと書いてますが
結局は座薬の効果なくなれば
めっちゃ痛い!と嘆くし。
弱気にはすぐなっちゃうし。

でも負けてられないよね!って
意気込むけどやっぱりすぐ凹む。

情緒不安定なんだろうけど
それが産前産後なんですよ。うん。

だけどそんなもんですよね。
それが普通なのかもしれない。

だってずっと前向きポジティブ!で
いられるわけがないんですから。

気分上がったって下がったって
結果的に1歩でも前向いてればOK!
私は、そんな風に思います。

これを読んでくださった方の中には
「3記事書くのになんちゅー時間かかってんだ」
と思われたかもしれませんが
色々あるんです。色々。はい。笑

それはまた詳しく細々と♡

でもとりあえずは!
次女の原因がわかったこと!
治療方法がちゃんとあること!
希望があるんだから
私は私のやれることをやるのみ!

やることやって帰ってくるのを
ただ待つだけ!それが私の役目!

ああ…リアルタイムで言えば
あと3時間後には看護師が訪室して
私の強制歩行練習が始まります。恐怖。

本当にそれが入院中の個人的な1番の恐怖体験!
でも頑張ります!だってやるしかない!

目標は本日夜にはちゃんと座って
パソコンで記事を書けるようにすること!!!

今回もありがとうございます♡



掲載元はこちら

ママーレコーレ編集部

ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。