【海外で出産】世界のお産事情まとめ ヨーロッパ
■ドイツ
生もの禁止
医師から葉酸(Blattsaeure)やマグネシウムが補助的に処方されます。また
寿司、カルパッチョなどの生ものや、火を通さずに調理するティラミスは
食べてはいけないという指示が出る場合があります。
へバメが大活躍
ドイツでのお産はヘバメという助産師さん兼保健婦さんがお産を一手に引き受け
ます。個人に一人のヘバメが産前より相談役としてつき、産後は8週間まで
母子の状態チェックに家庭訪問してくれます。これらすべて保険負担です。
授乳茶?
ハーブティーがとっても一般的に飲まれているドイツでは授乳している人のため
に、授乳茶というのがあります。これは、キャラウェイ、フェンネル、アニス、
カモミール、メリッサ、バルトリアンがブレンドされたもので、ハーブのリラッ
クス作用で母乳の出がよくなるのと、これらのハーブの成分を含んだ母乳を
飲むと、赤ちゃんは気持ちが落ち着き母乳の消化もよくなるからです。
■アイルランド
レバーはだめ
日本では鉄分確保のため、レバーを食べるように勧める傾向がありますが、
アイルランドではそれは食べてはいけない部類にはいるそうです。
お産を促すのに
アイルランドのある病院ではペッサリーを用いてお産を促すそうです。
会陰切開を避けるのにアーモンドオイル
会陰切開を避けるために、会陰を伸ばすのに用いるものとして、
アイルランドのある助産師さんは、アーモンドオイルを勧めていて、それで
会陰をマッサージするのだそうです。
■ルクセンブルグ
ハイキングで体調絶好
きれいな山や森林に囲まれての妊娠生活。ここでは妊娠中の上手な過ごし方と
してハイキングや軽いウォーキングを勧めています。
誰でも立ち会える
お産の喜びはみんなで共有という考えのもと、上の子どもを含める誰でも
立ち会えることになっています。日本人のある方もお子さんを立ち合わせ
ました。
母乳育児サポート
ラ・レーチェ・リーグはまさに世界中で母乳育児をサポートしています。
しかも日本人が数人でも集まれば、日本人グループも出来上がります。
このようなサポートがあると心強いですよね。
■ノルウェー
保健所の役割り
区域によって決められた保健所があり、ここは母子センターのようなところです
が、ここでは妊婦検診からのケアで始まり、乳幼児健診、さらには小学校までの
定期健診を管轄しています。
病院のベッドはウォーターベッド
ある病院の個室にはダブルベッド、さらそのベッドはウォーターベッド。
ノルウェー人は寝るときに冬でも窓をあけて寝るので、ノルウェー人が同室で
すと、日本人は寒くて凍えそうになるようです。
お父さんの育児休暇
せっかく父親の育児休暇が設けられているにもかかわらず、利用する人が少ない
ことに悩んでいたノルウェーでは、 「パパ・クウォータ」という制度を設ける
ことにより、90%の父親が育児休暇をとるようになりました。その制度とは、
育児休暇の中の4週間は父親しかとれないものと決められたものです。
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ママーレコーレ編集部
ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。