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【和痛分娩】緊急搬送、妊娠高血圧症を経た私の出産記録〜裂けた腹筋は元には戻らない①〜

4.和痛(無痛)の処理

10時過ぎ
麻酔科の先生がいらして、まず説明を受ける。が、正直、痛みでまともに聞いていなかった。とにかく、どんなに辛くても、針を入れる時だけは絶対に動けない、動いちゃいけないということだけを確認して、処置に入る。

10時半ごろ
麻酔の処置が終わる。10、15分くらいですぐに効いてきた気がする。
世界が輝いた。さっきまでの絶望感はなんだったんだ?というくらい視界が開けた気がした。OH MY GOD。痛みの感じ方としては

腰割れる、泣くほどの腹への激痛、とにかく絶望の文字が頭によぎるばかりの痛み

お尻にちょっと痛みがあるなぁ〜程度

いやもう本当に麻酔様様!病院変わって金額倍になって渋ろうとしてた自分だったけど、夫が背中押してくれました。本当よかった!!!!感謝!!!!ちなみに、麻酔の処置で覚えていることは、 

– 横向きになる
– 背中に針を差し入れてもらっている間は、陣痛がきても頑張って動かないようにする
– 左足が若干傷んだ→すぐに直してもらって事なきを得る
– しっかりしたテープで背中にガッツリ固定
– 寝返りごときじゃよれない

処置の後麻酔が効いて、色々と気にすべきことの説明を受ける。とりあえず以下2つだけを頭に叩き込んでおいた。

– 均等に効かせるために1時間に1回は体の向きを変える
– 変な痺れがないかを気にする必要がある

麻酔科の先生は都度経過観察に来てくれる。ちょっとでも違和感あると、触診で確認して、体勢などの指示を出してくれる。高血圧妊婦だったのに、麻酔始めてしばらくして血圧がかなり下がった。そういう作用もあるらしい。しかしながら、時間が経つと徐々に少し高め程度になっていく。

麻酔は1時間に1回自動で入る仕組み
また、自分のタイミングでも15分に1回なら入れられる。痛い時はバンバン使っていく。1番弱い薬から始めて、効かないようであれば強くしていくと言われた。自分の場合は最後まで1番弱い薬で行けた。ただ、左側に効きやすい傾向があったようでちょいちょい痺れや動きにくさが出たが、向き変えたりして許容範囲内に収まった感じ。

5.長い陣痛との戦い

 さぁ、麻酔も効いてきたし、あとはお産が進むのを待つだけ!お昼ご飯は無理でも、夕飯は食べるぞ!と意気込んでいた。なにせ、前日から1食しかまともに食べていないから食に飢えていたのである。

13時頃まで
痛みがおだやかになり、ゆるゆると合間に寝ることも。内診では子宮口は開きつつあるけど、赤子の回旋がイマイチ。

15時ごろ
子宮口は6cmくらい。張りが弱くなってきたので結局、促進剤を打つことに。
徐々に薬量を増やしていく。

16時ごろ
なぜか促進剤打つ前より張りが弱い。途中、酸素濃度や血圧を監視している機器の電力不足(コンセントから抜けていた)などのアクシデントがあったが、まだこの時は暇だなぁという感じだった。

16時半ごろ
内診中に完全破水。しかし進行度はあまり変化なし。内診中の破水はあーららーという感覚だった。

17時ごろ
促進剤の量がどんどん増えていく。同時に麻酔が効き辛くなってきたため、麻酔回数も増やす。産まれるかも!となり、いつ産まれてもいいように出産準備が始まる。20時ごろまでに処置が終われば夕飯食べれると聞いて気合いを入れる。どうしても夕飯が食べたいという気持ちでいっぱい。

17時半から19時過ぎにかけて
陣痛感覚は1分切ってたと思う。麻酔でも結構辛い。15分に1回しか入れられないことに気づきひたすらモニターの時間を見て、ふーふーしながら耐える。
子宮口はいい感じになってきたが、胎児の回旋が微妙。
内診中に羊水はシャバシャバ出てきちゃう。陣痛のピークと胎児の心音が下がるの連動してることがわかる。落ち着いて呼吸する事で胎児の辛さをカバー。
上手と言われ、頑張る。ここで、放送部、演劇部で培った腹式呼吸が役立った。

20時前
落ち着いてきてしまう。陣痛感覚も長くなってしまった。合間に意識を飛ばして休憩になってた。ご飯食べれないことが確定してしょんぼり。

6.出産

21時前〜
破水してからだいぶ経ってきて、ここまで元気だった胎児も辛そうになってきたとのこと。降りてきていた胎児も引っ込んでしまったみたい。
このままだと帝王切開と言われ、その方向に進む準備に入りそうな雰囲気に。
その前に内診して、ちょっといきむ練習してみようと言われる。
陣痛がくるタイミングに合わせて、いきむ。すると、胎児の頭がちゃんと出てきそうになる。スタッフの様子が変わる。これなら下からいけそう!いきむの上手だと褒められる。やはり、腹式呼吸を習得していたのはよかった。今からでも出産予定の人は鍛えておくといいかも(笑)

21:10
バタバタと急ピッチで出産体制に入る。
出産体制に入ってから、
1セット目のいきみ。なんかしっくり力が入らない。体勢調整する。
2セット目のいきみ。いい感じに力が入る!だが踏ん張りきれず。ここあたりで会陰切られた?
3セット目のいきみ。もう少し!!
4セット目のいきみ。うおおおと内心思っていると、「もういきまなくていいよ!細かく呼吸して!」と言われズルンと看護師さんの手を借りて出ていく感覚がわかる。

21:40ごろ爆誕!

 ふえふえ言ってました。赤ん坊というものは産まれて瞬間もっと泣くものだと思っていた。色々綺麗にされていく様子をほへーと見つつ、まだまだ色々出ていく感覚がありつつ、ドクターが股に手を入れて胎盤とか出していく。
胎盤を見たいと言ってチラ見させてもらった。レバーみたいで美味しそうと思う。一瞬すぎて残念だった。まだまだバタバタしていたので、呑気に胎盤見せてくれる時間なかったと思われる。
さぁ、これで終了だ〜休める〜と思いきや、ここからまた次なる戦いが始まるのであった。なんやかんや長くなったので、続きは次回…
続きはこちらから⇒【和痛分娩】緊急搬送、妊娠高血圧症を経た私の出産記録〜裂けた腹筋は元には戻らない②〜

eryさんのブログ⇒https://note.com/ery_san_driver/n/n8f28e9b51808

ママーレコーレ編集部

ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。