【海外で出産】世界のお産事情まとめ アジア
■中国
出産とは男の子誕生を意味する
男の子が生まれるようにたくさん のひまわりの種やすいかの種などの種ものを食べます。また餃子(男の子と出会う)とナツメ(早く生まれる)、ピーナッツ(子どもを順調に産み落とす)を妊娠中あるいは妊娠前に食べる習慣があります。
子宮口の開き具合を公表
待合室にはスクリーンがあり、そこに各妊婦の現在の子宮口の開き具合が
センチメートルで記されています。それを見て、待合室の家族はどの程度
お産が進んでいるか、判断できるようになっています。
すごいテクノロジーですね。
産婦人科医はすべて女医さん、男性禁止
中国人医師で産婦人科医はすべて女医さんです。男子禁制が徹底しています。
陣痛室も分娩室も男性は立ち入り禁止となっています。ある病院では陣痛室に
カメラが設置され、そこで画面越しに妻と電話で会話をします。
■香港
はさみを持つな、引越しはだめ
口蓋裂の子どもが生まれるからはさみを持ってはいけない、顔にしみのある
子どもが生まれるからペンキを塗ってはいけない、色の白い子どもを産むには
白い色の飲み物を飲むとよい、引越しはしてはいけない、家具も動かしては
いけないなどなど言い伝えがたくさんあります。
出生時間にいつわり
「風水」を大切にする香港人は、赤ちゃんの誕生に対しても、
風水師に相談します。風水師は、両親の生まれた時間をもとに子どもにとって
一番よい誕生時間を決めます。これによってその赤ちゃんの人生が変わるので、
実際の出生時間より、風水師の決めた時間を登録するそうです。
産後は髪の毛も洗えない
産後1ヶ月は坐月といわれ、産婦は家から出られません。その間は回復期として
とても大切にされますが、髪の毛も洗ってはいけないといわれ、冷たい水にも
触れてはいけないというほどです。
■韓国
生まれた日は運命を決める
生まれた日は運命を決めると信じているため、計画分娩の帝王切開を
選ぶ人もいます。赤ちゃんの生まれる日は占い師によって決められます。
そのため帝王切開率が高いそうです。
産後はオンドルで
病院のオンドル部屋は和風建築で石の上には竹で編んだござが引かれ、
竹で編んだ10センチほどの固い枕に頭を乗せて産後のからだを
温めていました。なんとそこに寝ている産婦さんは携帯でおしゃべり中でした。
赤ちゃんに金を送る
1年目の赤ちゃんのお祝いの日には親戚中の人が赤ちゃんに金の指輪を
贈ります。この指輪がかわいい3.75Kの小さな指輪なのです。親はこれを
現金に変えて子どもの将来のために貯金したり、困った時に現金に
変えられるように大切にとっておきます。
■シンガポール
赤ちゃんも早めに成熟?
赤道直下のシンガポールは常夏の国。植物の生育も早いけれども赤ちゃんの
生育もちょっと早いようです。予定日より遅れるという例よりも予定日より
1週間早かったというケースが多いように思えます。暑いので寝ていると
汗びっしょりになりますから薄着で快適に。
病院での食事は国際色豊か
もともとシンガポールはさまざまな国の人たちから成るコズモポリタンな
国です。そのため、 それが病院の食事にも現れています。中華、西洋、マレー、
インド、中華風ベジタリアン、インド風ベジタリアン、あと産後用の特別食
(鶏肉やしょうがをたくさん用いた料理)が2種類ぐらいありチョイスの
盛りだくさん!
家事はメードに任せる
メードさんの存在はとても大きいです。彼女達は掃除、洗濯、ご飯作り、
上の子どもの世話、アイロンかけ、トイレ掃除など引き受けてくれます。
これでママは安心して赤ちゃんに専念できますよね。
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ママーレコーレ編集部
ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。