【自宅出産】夫婦で自宅出産 出産レポ#5 出産翌日
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朝6時
次女が2階から起きてきて、私のいる部屋を覗き込みました。
「生れたよー」という私の言葉で、隣に寝ている赤ちゃんに目をやりました。
すぐに階段の下から「生れたよー!!」と長男と長女に呼びかけていました。
ドタドタと2階から聞こえてくる大きな足音
すぐに私のいる部屋に皆で笑顔で駆け込んできました。
「わ~!」
「さわっていい?」
「かわいいー!」
「ちっちゃーい!」
沢山の喜びの声
みんなニコニコ
赤ちゃんを迎え入れる時の子どもたちの反応は、私とだいちゃんの楽しみの
一つでもあります。
子どもたちは皆、新しい家族の仲間入りに大喜び
赤ちゃんに触れると同時に
赤ちゃんのおへそから繋がるへその緒や胎盤にも興味津々
子どもたちにとっても命を感じる大切な時間となりました。
子ども達を学校、幼稚園、保育園に送り出し、落ち着いたところで
赤ちゃんが無事に生まれたことを熊本の両親に電話で報告。
まずは無事に生まれたことだけを。
実は両親含め、身内には自宅で出産する予定だと
しかもだいちゃんと二人で出産する予定だということは話して
いなかったのです。
後日両親からは、予想通りの反応をもらうことになりますが...
やっぱり話してなくて正解だったと思うのでした。笑
子ども達が出かけ
親への連絡も済み
後はのんびり、ゆっくりと静かな時間
ずーっとお腹の中にいた赤ちゃんが
数時間前にお腹からでてきて
そして目の前で
すぐ隣で
すやすやと眠る
自然な光景
私達にとって自宅での出産は
何も特別なことはない
ごくごく自然な
日常の1コマでしかありませんでした。
出産直後に出生体重を自分たちで計測しましたが
その他身体の大きさ(身長、頭囲、胸囲)も記録に残しておきたかったのと
無事に生まれてきた赤ちゃんの報告をしたかったのもあり
友人でもある助産師さっちゃんに連絡
その日の夕方に来てくれることになりました。
赤ちゃんに繋がったままのへその緒と胎盤
へその緒を切る方法は事前に学び、必要な道具も揃えていました。
へその緒を切らないまま赤ちゃんのおへそから自然にとれるまで待つ人も
いるようですね。
選択肢は色々とあると思いますが
今回は赤ちゃん誕生からひとまず時間をおいて、そして切るという選択を
しました。
夕方にさっちゃんが来てくれることになったので
ちょうどそのタイミングでへその緒を切ることにしました。
夕方駆けつけてくれたさっちゃんは
無事に誕生したこの子のことを一緒に喜んでくれました。
へその緒もさっちゃん立ち会いのもと
私が糸で結び、だいちゃんが切断
実はだいちゃんはこれまで病院でのお産に立ち会ってはいましたが
へその緒の切断を助産師さんに勧められても断固拒否!
まだ生きている状態のものを切る感覚がして嫌だったそうです。
確かに赤ちゃんが誕生してしばらくの間はへその緒はまだ拍動
し続けてますよね。
だいちゃんのあの感覚はある意味正解だったんだな~って
後で色々と学びながら思うのでした。
へその緒を無事切断した後は
さっちゃんが身体を計測してくれたり
心音を確認してくれたり
私のお腹を触ってみてくれたり
自宅出産した私達にとって本当に有難い、頼りになる存在
さっちゃんの感性は
助産師としてはもちろん
一人の゛さっちゃん”としても
とても好きで
本当に安心できるのです。
その後も
沐浴や赤ちゃんの体重確認、母乳のことなど
産後の赤ちゃんとママの身体面の他
出生届時の手続きの場面でも...
自宅出産、しかも夫婦だけでの出産って
本当に様々なイメージがあることは私も理解しているつもりです。
そして出生届がすぐには受理されないことも知っていました。
そんな中
゛助産師さっちゃん” の存在は
誕生後の色々な場面で助けになるのでした。
続く…
ママーレコーレ編集部
ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。