Menu

【自宅出産】夫婦で自宅出産 出産レポ#3 無事の誕生

前回の記事はこちら



赤ちゃん誕生1時間30分前

21時半頃、次男と三女のために出産部屋に布団をもう一式準備。

そして2人にここで寝るように伝えました。

どんどん強くなってくる陣痛とともに

私はお産に向けて集中モード

陣痛中は呼吸を整え

そして陣痛の波をとことん感じます。

今回はお産を、陣痛をとにかく味わい尽くす

そんな感覚になっていました。

陣痛を感じることで

お腹の赤ちゃんを感じる

そうすると陣痛は単に痛みとしての感覚ではなくなるのです。

陣痛中「痛い」なんて言葉は一切出ません。

ひたすら呼吸しながら身体を感じる

とにかくとことん集中!!といった状態

なのに...

お布団に入ってもなかなか寝てくれないこの2人

三女は布団の隣に寝ているのが私ではなく次男ということが気に入らない様子。

そして、私に向かって「こっち来て!こっち来て!」と強く訴える。

陣痛に集中している私でしたが

そんなのお構いなし

次男もそんな三女に困っているようでした。

隣で騒がれても

お産はどんどん進みます。

赤ちゃん誕生の30分程前

これまでとは違ったまた一段階強い陣痛の波がきました。

いいタイミングでだいちゃんが仙骨を押し始めてくれます。

赤ちゃんが降りてくるのにあわせて

押してほしい位置もどんどん下がってきます。

それにあわせて的確な場所を押してくれるだいちゃん

だいちゃんのサポートあって

更に陣痛への安心感も湧いてきました。

あんなに強い陣痛がきていても

私もだいちゃんも本当に冷静にお産の進行を見守ることができました。

自分のことでもあるのになんだか変な表現ですが...

やっぱりこう表すのが一番近いかなって感じています。

そして私がお産中に試してみたかったことの一つ

どの姿勢が楽にお産しやすいのか??

分娩台でしか出産したことのない私

これだけはやってみたかったのです。

お布団の足元に前もって準備していた台を支えにしながら

膝立ち位、しゃがみ姿勢(蹲踞)、そして四つ這い位と

強い陣痛がくる度に一通り試してみました。

しゃがみ姿勢(蹲踞)で頭が一気に降りてきた感覚がありました。

この姿勢がお産がよりスムーズに進むように感じて

再度この姿勢をとると...

同時に体が自然に息みだし

パシャ―ンと水風船が割れるような音

破水しました。

誕生が近いと察しただいちゃんは

すぐにバスタオルを手に持ち

赤ちゃんを迎える準備態勢に入りました。

そのまま何度か息み、頭が出てきました。

こんな時でも陣痛の合間には会話できるんですね。

だいちゃん「大丈夫?」

私「うん。どんな感じ?」

だいちゃん「頭でてきてるんだけどね、そこからさきがまだ...。触ってみる?」

触れるとそこには赤ちゃんの頭!

思っていたより小さくて

生まれてくるために頭を小さく小さくしている赤ちゃんに感動しました。

(ちなみに部屋は暗くしていたのでだいちゃんはシルエットとして見えてるだけです 笑)

でもさすがに大きい赤ちゃんなので

その後も2度ぐらいでしょうか?長く息む必要がありましたが…

私とだいちゃんの「頑張れー」の掛け声にあわせて

全身がスルリ!!

だいちゃんがしっかりと受け止めてくれたのでした。

すぐに目の前の時計で出生時間を確認

しばらくして優しい産声を上げてくれました。

私もその場に腰を下ろして

だいちゃんから赤ちゃんを受け取り抱っこ

3人で過ごしたこの時間は本当に至福の時でした。

そう、3人での時間です。

すぐ隣にいたこの2人はというと...

赤ちゃん誕生の10分ちょっと前

23時近くにようやく寝落ちしたようでした。

破水する5分程前です。

お願いだから早く寝てちょうだい

なんて思ったりもしましたが…

これもまた自宅出産ならではの光景

いい思い出です。

さて、無事に赤ちゃんの産声をきくことができ

しっかりと胸に抱き寄せ

幸せな時間を過ごすのですが

これでお産が無事終了!というわけではなく

まだやらなければいけない大切なことが残っているのです。

続く…

掲載元はこちら

ママーレコーレ編集部

ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。