子育て世帯におすすめの電動自転車の選び方|子育てに電動自転車は必要?
電動自転車は、子どもを乗せていても軽々と進めて便利ですよね。
しかし、いざ電動自転車を購入しようとすると、なかなかの高い価格に驚いてしまう人も多いのではないでしょうか。
そんな高い買い物だからこそ、失敗のないように電動自転車を選びたいですよね。
そこで今回は、子育て世帯におすすめの電動自転車を紹介します。
この記事では、電動自転車に関するよくある疑問も取り上げていますので、ぜひ参考にしてください。
子育てに電動自転車は絶対に必要?
筆者の視点では、子育てをする上で電動自転車は「あると便利」という程度です。
当然ではありますが、電動ではない自転車でも子どもの保育園や幼稚園の送り迎えはできます。
また、電動自転車はほとんどが10万円以上するものばかりです。
しかし、実際に子どもを電動自転車に乗せるのは、1歳あたりから5歳あたりまでの約4年。
たとえば15万円の電動自転車を購入した場合、1年あたり約3.5万円ほどの出費と考えられるので、決してコスパが良いとは言えません。
そのため、電動自転車を選ぶ際には「今後も使うかどうか?」「電動自転車である必要があるか?」まで考えておくと良いです。
子育てで電動自転車が役立つとき
子育てにおいて電動自転車が絶対に必要とは言えませんが、以下のケースに当てはまる場合は購入を検討した方が良いかもしれません。
- 坂が多い地域に住んでいる
- 保育園や幼稚園まで長距離
上記2つの場合に、なぜ電動自転車が良いのか、以下で解説します。
坂が多い地域は男性でもかなり辛い
坂が多い地域に住んでいる子育て世帯は、電動自転車があった方が良いでしょう。
電動自転車であれば、坂道でもスイスイ進めます。
一方で、電動ではない自転車で坂道を上ることは、大人の男性の一人乗りでも辛く感じるもの。
ましてや子どもを乗せている状態では、真っすぐ進むことすら難しく、場合によっては事故を招いてしまいます。
長距離の送り迎えは体力を使う
保育園や幼稚園が家から離れた場所にあるなら、電動自転車をおすすめします。
先述したような坂道が少ない街に暮らしていても、毎日長距離を自転車で漕ぐのは大変です。
体力も筋力も必要ですし、毎日の積み重ねでストレスにもなります。
少しでもパパ・ママの負担を減らすのであれば、電動自転車があった方が良いですね。
子どもを乗せる電動自転車を選ぶポイント
電動自転車は高い買い物になるので、失敗しないように慎重に選びましょう。
とくに確認しておきたいポイントは、以下の5つです。
- チャイルドシートの前乗せと後ろ乗せ
- タイヤのサイズ
- モーターの位置
- バッテリー容量
- チャイルドシートの機能性
それぞれのポイントについて、どのようなものを選ぶべきか、以下で解説します。
チャイルドシートの前乗せと後ろ乗せ
子どもを乗せられる電動自転車には、前乗せタイプと後ろ乗せタイプがあります。
それぞれのメリットデメリットや、年齢や身長の目安を以下の表にまとめました。
前乗せ | 後ろ乗せ | |
メリット | ・子どもの様子が見やすい・運転が安定しやすい | ・前かごが使える・チャイルドシートを外しても使いやすい・子どもに日光や風が当たりにくい |
デメリット | ・小回りがききにくい・チャイルドシートを外すと見た目に違和感が残る | ・子どもの様子がわからない |
子どもの年齢の目安 | 1歳~3歳 | 1歳~5歳 |
子どもの体重の目安 | 15kg以下 | 22kg以下 |
子どもの身長の目安 | 100cm以下 | 115cm以下 |
一概にどちらの方が優れているとは言えないので、目的に合った方を選んでください。
タイヤのサイズ
電動自転車のタイヤのサイズは、20~24インチの小さいサイズと26インチの2種類があります。
それぞれのメリット・デメリットを以下の表にまとめました。
20~24インチ | 26インチ | |
メリット | ・高さがないため子どもを乗せやすい・踏ん張りやすい・安定感がある | ・チャイルドシートを外してもママチャリとして使いやすい・ママとパパでシェアしやすい |
デメリット | ・身長が高い人には漕ぎにくい | ・子どもを乗せたり降ろしたりするのが大変 |
上記のように、パパやママの身長によっても使いやすさが異なるので、パパとママのどちらが使うかなども決めた上で購入を検討しましょう。
モーターの位置
モーターの位置は「センターモーター」と、「前輪モーター」の2種類があります。
モーターの位置によっても走り心地やアシストの効き方が異なります。
それぞれの特徴を、以下の表にまとめました。
センターモーター | 前輪モーター | |
アシストの効き方 | なめらか | 力強い |
走り心地 | 後ろから押される感覚 | 前から引っ張られるような感覚 |
モーターの位置による走り心地やアシストの効き方については好みで選ぶ部分が大きいですが、初めて電動自転車を選ぶなら、なめらかなアシストのセンターモーターがおすすめです。
バッテリー容量
バッテリー容量は数値が大きいほど1回の充電で走れる距離が長くなります。
子どもを乗せて走るなら、やはり大容量であるにこしたことはありません。
とくにおすすめは、14Ah~16Ahの大容量バッテリーです。
14Ah~16Ahの容量があれば、1回の充電で100km以上の距離を走行できます。
毎日3kmほどの距離を走行しても、月1回の充電で足ります。
チャイルドシートの機能性
電動自転車に付属されているチャイルドシートも確認しておきましょう。
チャイルドシートには、主に2つのチェックポイントがあります。
1つは、頭を守るヘッドレストです。
ヘッドレストは側頭部までガードできるタイプを選びましょう。
2つ目は、高さの調節が可能かどうかです。
ヘッドレストやフットレストを細かく調整できるタイプの方が、子どもの成長に合わせて位置を合わせられます。
また、パッドの有無やクッション性も確認しておくと、なお良いでしょう。
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名城政也
琴線に触れる株式会社代表。2児の娘の父親。フリーランスとして仕事をしている頃から在宅のため子供と一緒にいる時間や子育てに関わる時間が多い。たぶん良いパパ。