【海外で出産】世界のお産事情まとめ アジア
■台湾
安胎薬って?
妊娠中、からだの調子を整えるための漢方薬、「安胎薬」があります。
これは煎じて飲みます。けれどもすごいにおいで、つわりがかえってひどくなる
人も。そして錠剤もあるそうなのですが、これは正露丸のなんんと4倍の
大きさ。これを1日3回、なんと1回に10個も!
赤ちゃんのためといえども、たいへんですね。
引越しはだめ
家族にメンバーが増えるということで、妊娠中の引越しをと考えていたら、
台湾ではタブーです。引越しはおろか、 部屋の模様替えもだめ、さらには家具を
動かすこともだめだそうです。これは大きな音をたてると胎児の神様がおこっ
て、赤ちゃんになにか悪いことをするということ言い伝えからだそうです。
病院では食事がでない
台湾では坐月子といって、産後の特別な習慣があって、これは家庭によって
多少、産婦に食べさせるものが異なるため、病院では産婦に食事を出しません。
そのため、炊飯器持参で、麻油鶏の入った大きな鍋を姑さんがもってきます。
■ベトナム
妊婦服はない
皆さん、アオザイをご存知ですか?あれはおなかの大きい人には
向きません。そのため、横からはみ出すおなかは大きなエプロンで隠すそうで
す。そもそも、ベトナム人はスカートというものをはきません。
安産におかゆ
安産にこいのおかゆ、およびかぼちゃのおかゆが勧められます。これは母乳の
出にもよいそうです。
栄養ドリンク
フランスの影響を受けたベトナムでは今でもフランス製のものが売られていま
す。その中に Tot homa という栄養剤があり、これを退院するときに1ヶ月分も
らうそうです。ガラスの上をぼきっと折って、この液体状のものを飲みます。
母体回復によいそうです。
■トルコ
万が一の救急車
救急車はハイヤー程度に利用します。しかも料金はタクシーとあまり変わらず、
往路、復路と請求されるのでむしろ割高。そのため、生まれそうとなったら、
むしろ自家用車かタクシーを利用したほうが賢明。しかもハザードランプを
点滅させ、クラクションを鳴らしていたらそれは自家用車でも病人を運んでいる
というサインだそうです。
産湯がない
生まれてすぐ、からだを拭いたかと思うとそのまま布にくるんで、日本のようにきれいなお湯で赤ちゃんを洗い流すということはしません。
産後は冷やさないように
産後は冷たいものなどを食べてからだを冷やさないように注意を受けるそう
です。そのため、水もたくさん飲めません。日本では母乳を出すためにたくさん
水分をとるようにいいますが、温かい飲み物だったらよいのかもしれませんね。
■バングラデシュ
リキシャで運ぶ
産婦の輸送はリキシャが一般的です。しかし、運び方を間違えると
命取りになるそうです。
自宅分娩
自宅分娩が9割というバングラデシュ。けれどもそれは進んでいるから
ではなく、単に医療施設の不足ゆえです。
牛の糞
ある地域では出産時、切断した臍帯(臍の緒)に牛の糞をつける習慣が
あります。こうすると出血が止まるといわれているのです。しかし、この習慣
により破傷風菌からの毒素が全身に回って神経が冒され、全身の筋肉の痙攣(け
いれん)を起こして、病人の約半数が死亡するという結果を引き起こすのです。
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ママーレコーレ編集部
ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。