【海外で出産】世界のお産事情まとめ アジア
■日本
おなかに帯を
日本の習慣で犬は安産だということで、犬の日に腹帯というさらしの帯を
おなかに巻きます。この犬の日というのはカレンダーに記されているので、
その日を選びます。腹帯は重くなったおなかをささえ、保温する役目も
あります。
自然を重視
日本の文化は自然を尊ぶ文化です。そのため、お産もなるべく自然がいいと
いうことで、より自然なお産を望む人が多くいます。自然に陣痛がついて、
膣からの分娩。無痛分娩は麻酔専門医が行わず、産婦人科医が担当するところも
たくさんあり、そのリスクをとりたくないということで無痛分娩を行う病院は
限られています。
1ヶ月は赤ちゃんを外気から守る
生まれたばかりの赤ちゃんを連れて買い物や、気分転換にと外に出すことは
あまり日本ではしません。長ければ1ヶ月は新生児を外に出しません。
けれども1ヶ月を過ぎると、はだかにして日光浴をさせます。
■マレーシア
パパイヤは避妊にきく?
妊娠中に食べてはいけないものの中に、パパイヤがあります。現地の人に
これは避妊に役立つと信じられていて、 妊娠中に食べると流産しやすくなる
ので食べないようにしているそうです。またパイナップルはからだを冷やす
ということでこれも食べてはいけないそうです。
産後においては、青魚。これは傷口がかゆくなるからだそうです。
そして卵。これは傷口が膿みやすくなるからだそうです。
ドクターは蝶ネクタイ
すべてのドクターではありませんが、ドクターを象徴するように多くの
ドクターが蝶ネクタイをしています。これはイギリスのなごりでしょうか。
いずれにしろ日本人のドクターの間ではあまり見慣れないので、印象的です。
下半身はすっぴんぴん
産後のおろを受け止めるのに、病院によってはT字帯をつかっています。
いわゆるふんどしのような、前後にひもの付いたパッドで、これを当てるだけ
で、パンツもはきません。現地の人は上にTシャツやパジャマの上を着ていて、
その下はサロンというくるぶしまである腰巻を巻いています。
■パキスタン
男の子が歓迎
アジアではよく見られることだが、パキスタンでも男の子が生まれないと困る
というほど、みんな男の子が生まれるまで産み続ける。そのため、3人目も
女の子だと、病院に行ってどうして男の子が生まれないのか調べてもらうほど。
男の子を産めない女性は離婚されることもあるとか。
リスクの高いお産
病院でなく、自宅でのお産となると、お産のリスクはさらに高まります。
そのため、難産などで生まれた子どもは障害をもつことも。そのような劣悪な
環境ではやはり生まれてすぐ死んでしまう赤ちゃんも多いそうです。
やむなく自宅分娩
人口が多いため、それを押さえるために2人目まではお産も無料ですが、
3人目からは出産費用がでないそうです。そのため、やむなく自宅で産むわけ
ですが、リスクが高く、乳幼児死亡率は高いそうです。
■スリランカ
太ってる妊婦が人気
スリランカでは太っていることは裕福さの象徴のため、妊娠しても太っている
妊婦はもてはやされます。そのため、当然、体重管理なんてことはなく、
大きいほうがよいといわれるようです。
おなかの形で性別判断
日本でも時々言われますが、スリランカでもおなかの形で男の子か女の子かを
当てるそうです。ちなみに前につきだしていて、とんがっているおなかですと、
男の子といわれています。
保育器はあっても故障
医療機器は基本的なものは病院でそろっているようですが、それらが故障して
いたり、故障しててもなかなか直さなかったり、結局はないに等しいということ
もあるそうです。
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ママーレコーレ編集部
ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。