【海外で出産】世界のお産事情まとめ アジア
■タイ
ココナッツの効果
ココナッツジュースを飲むと、肌のきれいな子が生まれてくると
伝えられています。また、産後に飲むと母乳の出がよくなると言われています。
タクシーの中で出産
バンコクの交通渋滞は有名ですが、そのためタクシーの中で赤ちゃんが
生まれてしまうこともあります。しかし、タイではそれは幸運の印と
されているので、ドライバーに気を使うことはないそうです。
生後2日目に予防接種
バンコクでは生後わずか2日目でBCGの予防接種が行われます。日本のように
スタンプ式ではなく、おしりにぶ すっといきます。またB型肝炎も入院中に、
これはももへぶすっといきます。
■フィリピン
妊娠中は首にものを巻かない
妊娠中のしてはいけない掟はいっぱいあります。赤ちゃんがころがって
逆子になるからひもをまたがない、へその緒 が赤ちゃんの首に巻かれるから、
肩や首にものを巻かない、月夜は悪い影響があるので、帽子をかぶって
外出する、妊娠8ヶ月を過ぎるまでは赤ちゃんのものを 買い揃えない、
安産のために若いココナッツジュースを妊娠後期に飲む、ココナッツオイルで
乳房のマッサージをする。
父親は食事を運ぶ係り
地方でも病院での出産が増えています。このような病院では妊婦の母親は
お産の介助者としてみなされ、父親は食べ物を持ってくる係りとなっています。
産婆さんはコマドローナと呼ばれ、陣痛から産後にかけて熱心に妊婦を
マッサージしてくれます。
会陰切開の処置にハーブ
会陰切開をしたあとの患部はお湯に浸し、その周りでお香をたく習慣が
あります。また炭とハーブを用いたものを間接的に患部に当て回復を
うながします。
■インド
お産がうまくすすみますように
お産がうまく進むように、陣痛が始まると、義理の母親の親指がつけられた
水を飲みます。
プロテイーン飲料
妊娠・授乳期の女性のためのプロテイーン飲料というものがあります。これを
ドクターは妊娠中に飲むように勧めます。脳に良いとされる成分のDHA入り
だそうです。
外も中もいっしょ
病院の廊下を野良猫がいききしていたり、犬ははいってくる、やぎも、
究極なのはさるのお目見え。また、産婦の家族も病室を訪れ、夜は泊まって
行きます。病室がいっぱいになると、廊下に出て立って待つそうです。
■インドネシア
腹帯が健在
日本の腹帯もめずらしいと言われますが、インドネシアの腹帯は産前と
産後と二種類もあります。妊娠中に巻く腹帯はスタゲンと呼ばれ、これは
3~5メートルの長い布で、これはサポートの役目を果たします。
産後に巻く腹帯はグリタと呼ばれ、これは赤ちゃんを産んだ後、
たるんだおなかをひきしめるものです。
おむつをしない
地方にいくと新生児でもおむつをしません。そのため、基本的にたれ流しと
思われがちですが、ぬれたらすぐ取り替えるという風に、周りにすぐ
取り替えてくれる人がたくさんいるからいいのです。おむつも買えないほど
貧しい人もいるということでもあります。病院などでは、タオル、シーツが
盗まれ、それを自宅に帰って切っておむつにしてしまう人も
あとをたたないそうです。
病院に置き去り
貧しい人は避妊の知識もなく、子どもをたくさん産みます。ただし、
育てられない場合も起こり、特に自宅分娩で難産になり、病院に運び込まれた
ものの、子どもが健康でなく、小児科へ治療費が払えないということで、
病院から夜逃げする母親もいます。
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ママーレコーレ編集部
ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。