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【普通分娩】先生、誘発入院ってすぐに産まれるんじゃないんすか!?―その2―

7日目 ついに破水!

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5:30 起床。カーテン開ける。朝焼けがとても綺麗。夜はよく頑張ったね、って褒めてあげた。今日も引き続き頑張ってみようね!
7:00 NST。8-9分間隔くらいで定期的に張る&痛み出てきた!看護師さんも少し陣痛きてるかもね、て。赤ちゃんいい感じだよ!頑張ろう!
8:00 朝食。納豆だ!納豆だ!
9:00 これから診察。なんか緊張する。怖いとかじゃなくて、ショーや大舞台の前みたいな不安と楽しみが混じってちょい楽しみが大きい、みたいなドキドキ。
10:00 診察。今日は金曜日にお休みすること提案してくれた大先生的な人。診察時に少し破水。急を要するものではないらしい。今日まで連休なので人が手薄、今までの薬の効きづらさ、安全面を考えると明日から誘発再開で良いのでは?ということ。破水はしちゃったので普通はまた牢屋入りらしいのだけど、1時間ごとに経過を見てれば部屋も移動しなくていいって言ってくれた。ありがたい。破水してるので自然に陣痛着く可能性もあるって。つぶちゃんよかったね。今日もゆっくり頑張ろう!

10:30 破水しちゃったのでということでNST。けさは8-9分間隔だった張りが、5分台に。痛みはまだそこまでじゃないかな。赤ちゃんは元気そう。少し血圧が高い。
12:00昼食。
13:00 ラジオ体操したり、体動かしたり。少し羊水出るのわかった。
15:00 NST。赤ちゃん元気。血圧戻った、張りは痛いけどやや波あり。
17:00 NST。1週間NSTをつけててわかってきたんだけど、陣痛ってある程度自分のタイミングで起こせる、と。加えて、本陣痛はもちろん痛いんだろうけど、と同時にものすごい気持ちいいんじゃないか?ということ。だからみんな死ぬほど痛かったとか言いながら、2人目や3人目を産むことができるんじゃないかな?まぁまだやってないから知らんけど。とか考えながらシャワー浴びる。
18:00 夕食。
19:00NST。いよいよ明日的な空気が出ているが、これまでのこともあるので過度に期待はせずリラックスして過ごす。
21:00 抗生剤点滴して、今日は寝る。妊娠中から今までを振り返る。いろいろな経験をして、楽しい十月十日だったな。まだ産まれてもいないくせに、たくさんの幸せを私たちにくれた赤ちゃん。出てきたら、一緒にもっと楽しく過ごそうね。夜の間は1時間毎ぐらいに心音確認してたような気がする。不定期だけど短い間隔で張りもあり、生理痛のような痛さが夜中中続いた。赤ちゃんは元気で羊水が出てる様子もあんまりない。

8日目 そして、ついに…。


5:30 心音の確認。カーテン開けて朝焼け眺める。夜中よりは少し痛み落ち着いてるかな?
6:30 NST。シャワーへ。髪乾かしたり、外の空気吸ってゆっくり。
8:00 再びの牢獄。でも今回は無期懲役ではない!赤ちゃんと頑張るために来たんだ!気持ちが全然違うのだ!
9:30 診察。昨日少し破水もしたし、子宮口の開きも問題ないし、自然な張りや痛みも定期的に出ているし、促進剤で背中押してあげてうまく進むといいな、って感じ。42週だけど焦るような状況じゃないって。抗生剤投与。
11:00 促進剤開始。まだ動けるうちに、運動する。
11:30 20ml。痛くなってきた。uに合わせて腰動かすとやっぱり心拍が上がる。楽しいみたい。
12:00 40ml。昼食。痛い。張ってる時は手が動かない。張ってない時もまぁまあ痛い。
12:45 喰った。しんどい。そういえばこれどうなると次に行くんだっけ?
13:30 腰あっためてもらう。ちょい眠いから一旦寝る。

〜ここからは出産後に記載〜
14:00 痛み激しくなる。この辺記憶がもやもや。
トイレに行くものの何も出ず、突然呼吸の仕方がわからなくなり全身が痙攣してナースコール連打。ナースコール固かった。
16:00 明らかに痛みの種類が異なってくる。赤ちゃんが下に降りてきているのがわかり、一緒に頑張った。波が引く時は30秒毎くらいかな?痛い時はもうひたすら巨大うんこ出そうで出ない感じ。でもちゃんと周期があるし、赤ちゃんが頑張っている証拠だから、これは正直そんなに辛くない。
17:00 分娩室へ移動。これまで陣痛室で7人のお産を聞いていて、みなさん大体分娩室に移って1-2時間で産まれているので、いよいよだ。このころかなり冷静。言われた通りの呼吸して頑張る。大先生に湯浅さん余裕かな?と言われる。余裕ではないのだが、これも他の人のお産を聞いていて、痛い痛いと叫び散らしている人は基本的に時間かかっているイメージだったから自分は冷静にと意識していたのもある。
18:00を過ぎた頃、もう頭1/3くらい出てるよって。確かに何か挟まってる感ある。そこで気づいたのだが、膣が開くのはイメージできるけど、いや、骨はこれ以上開くの?まじで?ということ。てゆうか1/3挟まってて赤ちゃんは苦しくないのか?で、こっから出てこない。
そういえばいつかの検診で頭大きいと言われたの思い出す。この頃になると、今まで担当してくれた助産師さんやら看護師さんが集まってきた。小児科の担当の人も来て赤ちゃん出てくるの待っている。足元でバタバタと赤ちゃんが出た時に使用するであろうセットが用意される。
私の足にも汚れないようにカバーがかけられる。これはもうほんとあとちょっとなんだ!がんばれ赤ちゃん、日勤の担当の方も残業してくれとるぞ!でも、出ない。噂に聞いていた会陰切開おこなう。その時はちょっとチクッとするだけだったけど、これ多分後日痛いやつだ。切ったら流石に出るかとおもったがそういうこともなく。ここで端で座って見ていた大先生がおもむろに立ち上がり、お腹を押すという。これはゴッドハンドの予感。苦しい。押されながらいきむ。

出た。

 正直言うとここまで結構鮮明なのに、出た瞬間のことがあんまりよくわからない。ただ、本当に出た瞬間から痛みや苦しさがなくなるんだなっておもった。臍の緒が切れ、顔を見せてもらう。紫だ。すぐに元気よく泣いた。横に置いてもらう。出てきた瞬間自分が泣いてしまうんじゃないかと思ったけど、とても初めて会った気がしなくて、「ありがとう頑張ったね」と笑顔で声かけた。

誕生時間、2021年9月21日18:37、3436gの元気な男の子でした。

ママーレコーレ編集部

ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。