【妊娠高血圧症】分娩台の上で10時間
2019年1月13日
上の子を妊娠した時の体験談です。
当時の記憶を思い出しながら時系列に書いています。
前回「【妊娠出産レポ】妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)で緊急入院!スマホ禁止で移動は車いす、絶対安静の毎日でした。」の続きです。
妊娠高血圧を解消するには妊娠を中断すること。
そのため、陣痛促進剤を使って出産することになりました。
Contents
- 陣痛促進剤を使う理由
- 初日にバルーン挿入をして子宮口を開く
- 絶飲食、10時間×3日間分娩台で寝るだけの苦痛
- 先生から「明日産まれる」宣言
- 帝王切開決定直後に出産
陣痛促進剤を使う理由
陣痛促進剤とは子宮の収縮を強める薬です。
ネット調べたところ陣痛促進剤を使う理由としては以下があります。
- 陣痛が強くならずお産が長引く
- 破水したのに陣痛が始まらない
- 予定日すぎても陣痛が始まらない
- 計画分娩
私は計画分娩で陣痛促進剤を使用しています。
36週0日から計画は開始されました。
初日にバルーン挿入をして子宮口を開く
36週0日。私の子宮口は全く空いていません。
陣痛が起こっても子宮口が開いてないと赤ちゃんに危険になる。
ということで、バルーンを挿入して少しずつ子宮口を開きます。
バルーンは人によって痛みが違うみたいですが、
私の場合、激痛ではなく鈍痛でした。
ちょっと痛いけどまだ動ける
それでも痛かったですが・・・
翌日になりバルーンが自然ととれました。
ある程度子宮口が開いたら自然と取れるようです。
私の場合は3㎝ぐらい。
さてここから陣痛促進剤を使用しての分娩開始です。
絶飲食、10時間×3日間分娩台で寝るだけの苦痛
計画分娩のスケジュールはこんな感じでした。
- 前日21時から絶食
- 当日朝6時から絶飲
- 8時分娩台移動、促進剤投薬
- 18時促進剤終了
- 軽い晩御飯
このスケジュールを3日間繰り返します。
3日間で生まれなければ帝王切開というスケジュール。
当日の朝、子宮口チェックなどの検査をして分娩室へ。
分娩台に上がり横になります。
そして点滴から陣痛促進剤投与。
わたしの場合、急激な痛みによる高圧を防ぐために、背中から針を刺す硬膜外麻酔も同時進行。いわゆる無痛分娩状態です。
さらに血圧を測るために血圧計も常時設置。
バイタル確認のためにセンサーも設置。
赤ちゃんの様子をモニターするNSTも設置。
そして急変して緊急オペ対策になるかもしれないので飲食できず。
促進剤は少しずつ量が多くなりますが、効果がなければリセット。
次の日また促進剤の量は1からやりなおしです。
右腕はバイタル確認用センサーと血圧計、左腕は促進剤投与、おなかはNST、背中は無痛分娩用硬膜外麻酔。
そんな状態でなにもせずひたすらベッドの上で寝るだけ。
それを8時から18時の1日10時間実施します。
看護師さんは常にいるわけではなく、ほぼ一人。
なにかあったらナースコールで呼ぶだけです。
ひたすら鈍痛に耐えます。
何もしない、何もできないことが本当に苦痛でした。
思っていた幸せな出産とは程遠い・・・
ちなみにトイレの時だけ移動可能でした。
でも分娩室内のポータブルトイレで用を足すだけ・・・
先生から「明日産まれる」宣言
初日、2日目を終えて先生が様子をチェック。
促進剤ががいい感じに効いているわ!明日には産まれそう!♪
先生・・・なんでそんなにうれしそうなの・・・(´;ω;`)ウッ…
薬の効きがいいみたいで、何とか子宮口が開いてくれているみたいです。
この時は5cmほど。
あ、旦那さんに連絡して!明日産まれそう!
もしもし、明日産まれそうって・・・
はあああ!?今すぐいくわ!
と、すぐ里帰り先にきてくれました。
帝王切開決定直後に出産
翌日、同じスケジュールを実施。
ベッドで動かずに1日を過ごしていました。
痛みは強くなっていましたが、まだまだ産まれる気配はなし・・・
その日の夕方、先生が様子をチェック。
もしかしたら、今日は無理かも・・・。妊娠を継続させても高血圧のリスクがあるので、帝王切開の準備をやりましょうか・・・
手術になっちゃうのですね・・・
そんなやり取りをやっていたとき
ばぁあああああん!!!!
風船が割れたみたいな感覚。
あ、破水!!
そこから急激な陣痛!本陣痛がやってきました
あああああああああああああああああがががががが!!
ホントに痛い
ホントにいたい!!!!!
でも血圧は麻酔のおかげで血圧は160ほどでした。(それでも高い目ですが)
そして破水から20分後、無事出産しました。
スピード出産で大量出血しました・・・
夫の立ち合いとカンガルーケアはできましたが、
大量出血と血圧が高く、分娩台で3時間ぐらい横になっていました。
ああ、これから赤ちゃんと一緒にすごすのだ。きっと血圧も安定するはず・・・
今から始まる赤ちゃんとの生活、不安でもあり、楽しみでもありました。
しかし
いろいろあり、赤ちゃんは1カ月ほど入院することになりました。
ママーレコーレ編集部
ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。