【兄弟喧嘩の対処法】年齢差別の具体的な声かけ&仲直りテクニック

「兄弟喧嘩が絶えない」「どちらかの味方をしてしまいそうで困る」など、兄弟育児の悩みは尽きないもの。この記事では、年齢差に応じた適切な対応方法と、喧嘩を成長の機会に変える声かけテクニックをご紹介します。
年齢差別の対応策
小さな年齢差(1-2歳)の場合
お子様の年齢が近いと、似たような興味や欲求を持っているため、より頻繁に衝突が起きやすいですよね。こんな時は、お子様それぞれの個性を大切にしながら、穏やかな環境づくりを心がけましょう。例えば、上のお子様には「お兄ちゃん(お姉ちゃん)だからこそできる」という自信を育むような声かけを。「お兄ちゃんが待ってあげられたね、すごいね」というように、具体的に褒めることで、年上としての誇りを育てることができます。

大きな年齢差(3歳以上)の場合
年齢差が大きいと、上の子が「赤ちゃん扱いされている」と感じたり、下の子への嫉妬が生まれやすくなります。このような場合、上のお子様には特別な役割をお願いしてみましょう。「お母さんのお手伝いさん」や「弟(妹)の先生」といった役割を与えることで、自尊心を育てることができます。ただし、過度な期待や責任は逆効果になることもあるので、バランスを取ることが大切です。
また、年下の子に対しては、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)の大切なものだから、優しく触ってね」といった具体的な説明を心がけましょう。これにより、相手への思いやりの気持ちが育ちます。

トラブル別対処法
おもちゃの取り合いについて
小さなお子様がいるご家庭では、おもちゃの取り合いは日常的な出来事かもしれませんね。この 状況は、子どもたちが「順番を待つ」「共有する」という大切なスキルを学ぶ絶好の機会です。
タイマーを使った交代制は、視覚的に「自分の番」と「相手の番」が分かるため、小さなお子様でも理解しやすいでしょう。「5分たったら交代だよ。その間は○○くんの番だから、△△ちゃんは別のおもちゃで遊ぼうね」というように具体的に説明すると効果的です。
また、人気のおもちゃは可能であれば2つ用意しておくと、争いを未然に防げます。同じものが難しい場合は、似たような機能や楽しみ方ができるおもちゃを用意するのも一案です。
より良い解決方法として、お子様たちと一緒に「どうしたら二人で楽しく遊べるかな?」と考えてみるのもいいですね。例えば、ブロックなら「お兄ちゃんは電車を作って、妹ちゃんは駅を作ってみよう」というように、協力して遊べる提案をしてみましょう。

注目の奪い合いへの対応
兄弟それぞれが親の注目を求めるのは、とても自然な欲求です。特に、新しい家族が増えた時期や、環境の変化があった時期には顕著になりやすいものです。
まずは、定期的な個別時間の確保が重要です。「お母さんと○○する時間」を決めておくことで、子どもたちは安心して待つことができます。例えば「お風呂の前の15分は絵本タイム」「休日の午前中は公園で遊ぶ時間」など、具体的に決めておくと良いでしょう。
また、兄弟それぞれの良いところを見つけて褒めることも大切です。「お兄ちゃんは積み木が上手だね」「妹ちゃんはお片付け上手だね」というように、それぞれの得意分野を認めてあげましょう。ただし、比較するような言い方は避けて、個々の成長を喜ぶ姿勢を見せることが重要です。
さらに、兄弟で協力したときには、より大きな褒め言葉を贈りましょう。「二人で協力してお片付けできたね、すごいな!」というように、一緒に達成できた喜びを共有することで、より良い関係づくりにつながります。

まとめ
兄弟喧嘩への対応で大切なポイントは下記4つです!
- 1. どちらの味方もしない中立的な立場
- 2. 年齢に応じた適切な対応
- 3. 喧嘩を通じた社会性の学習機会として活用
- 4. 定期的な個別時間の確保
次に兄弟喧嘩を目の当たりにしたとき、まずは深呼吸して「この瞬間が子どもたちの成長に繋がる」と考えてみましょう。家庭は、愛情と成長の場です。あなたのサポートで、子どもたちは一歩ずつ前進していけますよ!一度で上手くいかないこともあるかもしれません。でも、お父さんやお母さんが根気強く寄り添い続けることで、きっと子どもたちは少しずつ成長していきますよ。焦らず、子どもたちのペースに合わせて関わっていきましょう。

ママーレコーレ編集部
ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。