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【普通分娩】スタッフブログ★コロナ禍に長女を産むまで

 こんにちはママー・コーレスタッフのNatsukoです。今回は、私の第二子の出産をレポートしたいお思います。振り返ってみるといろいろなことがあり、世の中的に安産と言われても一筋縄ではいかないなと思いました。

1.妊娠したときの話
2.マタニティのときの話
3.出産したときの話
4.今回のお産の感想

1.妊娠したときの話

 いつも定期的にくる生理が1週間ほど遅れていることに気付き、もしやと思っていた。仕事と1歳児育児にバタバタしていたので、2週間くらい後に行きつけの産婦人科で子宮がん検診の予約をしていたのでそのとき見てもらおうと思う。
 病院に行くと、やっぱり妊娠していて、帰り際に即分娩予約。

 東京はとにかく、分娩の予約は早めにしないと人気の産院は入れなくなってしまうのでまず、里帰りか都内で産むか検討して、産院を選んだ。
 と言っても、産院は妊娠期間中の通いやすさと、いざという時に移動できる距離を重視していたので、近隣で施設の快適さと口コミのよさを押さえている産婦人科をと思うとほぼ選べない。
 里帰りを辞めた理由は、長男の環境変化を最小限にするため。今考えてもコスト・産院のサービス面では圧倒的に里帰りがいい!ただ、実際のところ、妊娠中期ごろにコロナが出現して、県をまたいでの移動に気を揉まずに済んだのはよかったかなと思う。

都内出産のメリット
 ・長男を保育園に通わせられる
 ・手続き周りの手間が少ない。(区の妊婦支援、転院手続きなど)
 ・旦那が立ち会える可能性高い(コロナで叶わず・・・)

都内出産のデメリット
 ・分娩費用が高い(東京の個人産院だと出産一時金からはみ出る。
  地方だと予算内でサービスレベルの高い産院選択できる!)
 ・家事・育児は全て夫婦で対応(つまりほぼワンオペ)

出産場所は比較的近所だと通いやすかった!
近くに綺麗な産婦人科あってよかった〜

2.マタニティのときの話

 今回のマタニティ期間は、前回と異なり吐きづわりと電車酔い。まだ、周りに話せない中のつわりはきつい。第一子の時には経験しなかったから、予想外だった。この期間私は、パンだけ食べれた。(友人とかに聞いたけれど、人によるよう)あまりにも辛いので、職場近くの『天使のたまご』で針治療の回数券を買う。耐えれない時に行くと、少し癒される。すごく上手な人に当たった日は、楽になった!技術か相性なのか、施術者によって効き目は違った。

長男の時につわりがなかったから、油断してた・・・
まだ周囲に言えない時期に、勤務中の吐き気はキツかった。

 妊娠中期に入って、コロナが流行りはじめ変化が・・・
まずは、産院では妊婦以外産院の立ち入り禁止(検診・分娩時・入院時)に。
そして、仕事面では、妊婦は完全リモートになる。(ありがたかった)
1番大変だった変化は、臨月で育休になると同時に保育園登園自粛(大田区は仕事している家庭は預かってくれた)。臨月で体調変化激しい中で、長男は甘えんぼうでいやいやの第一反抗期!!自分のご機嫌と体調を保ちつつ、長男ケアはなかなか至難な生活でした。泣

コロナで、環境がガラリと変化。
いい面も悪い面もあったけど、お腹に赤ちゃんいつつも適応はできた。人間の体は案外丈夫。妊婦に油断は禁物だけど・・・

 妊娠後期に入って、検診の際に貧血の値が酷いとのことで、鉄剤を処方される。長男を産んだ産後にも飲んだけれど、お通じが悪くなるから苦手。

 臨月に入ってから、入院用に産院指定のものと入院中に必要そうな物を準備

入院準備

・産褥ショーツ
・前開きスカートのパジャマ(お産用)
・室内着(できるだけ前開き) 入院日数分
・バスタオル・普通のタオル 入院日数分 
・ティッシュ(室内で使うもの)
・退院時の産着
・退院時に使うおくるみ
・マスク(入院日数分用意忘れていた)←マスク不足に時期でもらえず分娩時につけたもの使う
・PC ←とにかく人に会えないのであってよかった。
・無線Wi-fi

3.出産したときの話

母子手帳では、
 分娩経過 ▶︎頭位、その他(臍帯頚部巻絡 1回、微弱陣痛、膣壁裂傷)
 分娩方法 ▶︎吸引分娩
 分娩所要時間 ▶︎4:40
 出血量 ▶︎多量(含羊水)

体調に変化があったのは、前日の朝。
朝からなんとなくだるかった。
1hごとくらいに、お腹が苦しくなる。
前駆陣痛と断定しきれないような体調の悪さ。
低気圧による、体調不良かなとも感じていた。
コロナの影響で保育園に行けない長男は、とっても元気。
面倒見きれず、旦那に半休とってもらう。
一方で体調が安定している時間帯は、オンライン会議に出席できたほど普通。
夕方も定期的にだるいのでお風呂悩む。
万が一出産になったらしばらくは入れないので入っておく。
そのままご飯を食べて就寝。

AM3:00ごろ旦那に起こされる。

旦那
旦那

布団濡れてるけど・・・

な、何これ・・・破水???

自分が何も感じなかったことに驚き!!
濡れた服と下着を洗面所に脱ぎ捨て、慌ててトイレに駆け込む。


着替えてナプキンをあて産婦人科に電話。
診察券の番号がすぐに出なくて、助産師さんとの会話もたつく。
助産師さんに状況説明し、病院にいく旨が確定次第、陣痛タクシーに電話。
配車が少ないエリアと聞いていたが、スムーズに来てくれる。

旦那が入院グッズを持ち、2人でマスクをつけてタクシーがくる場所へ。
タクシーの乗車。
陣痛はほとんどなかったし、破水した羊水が漏れることもなかった。

病院に到着。
旦那と別れ、陣痛室に案内される。
ああ、ついに痛い瞬間がくるのかと思うが、覚悟は決めきれない。
書類が渡され、注意事項を読み、何かの同意書にサイン。(うる覚え)
飲み物を院内の自販機に買いにいき、持参した出産用のパジャマに着替える。
お腹にベルトを巻かれて待機。(分娩監視装置というらしい?)

助産師さん
助産師さん

AM9:00の先生の出勤までは様子見ましょう。仮眠しておいて


と助産師さんに言われるも眠れるわけもなく、とりあえず横になる。

AM5:00ごろ徐々に陣痛がくる。
情けないと感じつつも、やはり痛すぎて陣痛の度にひとりごと。

痛い・・・痛いよー

AM9:00までまだまだ。
痛いけれど、陣痛は絶頂ではないことはうすうす感じていた。
時間の感覚はなく、痛みは増すけれどいきんで出る気もしない。陣痛から解放されたいけれど、産む痛さに対する怖さが増す。

気づけばAM9:00になっていて先生が来た。
子宮口を確認して微弱陣痛と判断。
投薬するため書類にサインし(うる覚え)、助産師さんから浣腸を勧められる。陣痛室に戻り促進剤を点滴。
その後、浣腸してトイレに行き、陣痛室に戻る。
点滴して、10-15分経過しただろうか、横になっていると口と膝が震えるくらいの陣痛がくる。
痛すぎ。

分娩室で何度かその陣痛を耐えて分娩台へ
分娩台ではマスクしたまま。
促されるままにハンドルを握り、足をかける。

先生
先生

まだ子宮口3cmくらいね

まだだという事実に少しショック。。
陣痛の度に叫ぶ姿は、野性的だなと思う。
痛いし、なりふり構えないし、立ち合いがなくてよかったとも思った。
ただただ、痛いながらに、何かを考えて紛らわす。
動物はお産した後すぐに日常生活入れるのかとか。
100年前だったら、私のお産はどうなっていたのだろうとか。
お産のことばかり考えてしまって紛れない。
(最近見たブログで歌をおすすめしている人がいた)

先生
先生

全開になったから次、いきんでみようか

助産師さんに促されるままに、
呼吸を整え、ハンドルを握って、頭をへそに寄せる。
何度か試すが、出てきてくれない。

先生
先生

頭は見えてるけど、引っかかってそう。次のいきみで吸引するから頑張って

陣痛の痛いのが来た。
いきんだ時、吸引されたのか?(わからなかった)
お尻のあたりに暖かいものが通る。
あ、生まれた。と思う。
お腹がすっきりした。

その後、助産師さんが産まれた子供を連れて処置、産声が聞こえる。
助産師さんが我が子連れてきてくれて、写真を撮ってくれた。
2人目だけど、やはり我が子の可愛さは想像以上。
出産と同時に母性が強まるのか?

先生が産後の処置をしてくれながら

先生
先生

中も、外も裂けてるから縫いますね

大した怪我をしたことない私は、2度目にも関わらず怖いと思った。
(長男の時も破れた)
部分麻酔の注射をされて、何針か縫ってくれた。終始痛い気がする。

その後、私は別の待機室へ移動するが、貧血で立てない。
点滴をしてもらって、ご飯を起きれないながら、食べられる範囲で食べる。
体力はあるけど、貧血には勝てず少し寝て回復する。

子供は元気とのことで安心。
会えるのを楽しみに部屋に移動。
検査が諸々あるとのことで会えるのは翌日の朝だった。

4.今回のお産の感想

 1回目の出産は、かなり時間のかかるお産だった。次があれば無痛分娩にしようと思っていたが、いざ2回目妊娠したときにはすっかり忘れていた。
 体に同じダメージがあるなら普通分娩にしようと思った。出産という痛い経験は逃れられないし、無痛を計画しても計画通りにいかなければショックかなと。
無痛分娩にして、予定が立たない側面もあるけれど「なるようにしかならない」と気持ち的に諦められて個人的には楽だった・・・ような?

 育児はバタバタだけれど、新しい発見はたくさんあり楽しい。近頃、家族全員がご機嫌な生活を過ごせるよう、いろいろな面で思考錯誤中。もし、またいつか赤ちゃんが来てくれたら喜ぶかも。

とにかく出産までの期間は、わからないことだらけだけだし、痛いし、一筋縄ではいかなかった。でも、育休に入って体の変化とともに、自分で生活の調整するいい機会だと思った。

ママーレコーレ編集部

ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。