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【和痛分娩】麻酔科医が夏休み!?どうなる?私の初産―こうすればよかった編―

42時間の出産を乗り切った宮水さん。2021年8月13日に息子さんを出産されました。和痛分娩の予約をしたのに麻酔科医が夏休みで、急遽産科の先生に麻酔をしてもらうなどイレギュラーな出産をふりかえり、「こうすればよかった」と思うことを7項目にまとめてくださいました。出産の参考に、ぜひご覧ください。

前の記事はこちらから⇒
【和痛分娩】麻酔科医が夏休み!?どうなる?私の初産―前編―
【和痛分娩】麻酔科医が夏休み!?どうなる?私の初産―後編―

出産を振り返って思うこと

最後に、「もっとこうすればよかった」「出産前と後のギャップ」についてお話ししたいと思います。出産は本当に個人差があるので、話半分に聞いていただけると幸いです。

① 産休中は、とにかく寝て体力を温存すればよかった

「今のうちにたくさん寝ておくといいよ」と言われた意味がようやく理解できました。産休中張り切って、お昼は開発したり片づけをしたりしてたんですが、夜はホルモンの関係か頻尿のせいか全然眠れなかったので、寝れるときにたくさん寝ておけばよかったです。
陣痛が夜に来た場合、そのままお産に進むとなると、徹夜になってしまいます。2,3日ほぼ飲まず食わずで一睡も出来なかったので、体力を消耗しすぎて、最後いきむときは全然力が入りませんでした。それも出産が長引いた原因だったんじゃないかな、と思います。

② 痛みとの向き合い方

散々痛かった痛かった書いたんですけど、いきなりめちゃくちゃ痛くなったりしないし、とにかく心を落ち着けることが大事だなと思いました。促進剤もかなり怖かったですが、少しづつ入れるのでいきなり痛くなったりしませんでした。
あと、多少つわりよりはマシかな思いました。つわりって起きてる間ずっっっっとしんどいですが、陣痛は波があって、痛い時間は1回30秒くらい30秒したら、必ず痛くない時間が数分やってきます。しかも、大抵の方が1日以内で終わります。落ち着いて毎回、数を数えて深呼吸すれば次も乗り切れそうです!

③ 痛いときこそ脱力する

麻酔を入れてから急に子宮口が開いたことから、痛いときこそいっぱい脱力することがすごく大事と思いました。怖かったり痛かったりすると力が入るのですが、助産師さんにアドバイスをもらいながら、上手に身体の力を抜けるようになってから、お産が進みました。

④ 一番辛いのは子宮口が開くまでの時間だった

一番痛い時間は意外にも子宮口が全開になるまでの時間でした。出産前のイメージでは、お産が進むにつれてどんどん痛くなるのかと思っていましたが、一番辛かったのは、子宮口4cm〜8cmの時間帯でした。ここで上手に脱力していれば、もっと時間も短くて済んだのかなぁと思います。助産師さんから、子宮口が全開になればいきめるので、あんまり陣痛の痛さは気にならなくなる人が多いと聞きました。私もそうでした。

⑤ 叫ばない方がいい

隣の分娩室で叫んでる人がいて本当に怖かったんですが、前述したようにいきみ始めたらそんなに痛くないので必要以上に怖がらなくても大丈夫でした。叫ぶと体力を消耗してしまいますし、息を止めてグーーーっと長めにいきんだ方が力が逃げなくて良いみたいです。

⑥ 会陰切開はそこまで痛くない

陣痛も何も来てないときに会陰切開の話を聞いてゾッとしてました。でも、切るときは麻酔をしてもらえるし、あっという間に終わりました。出産後、麻酔が切れてからも、安静にしてればそんなに痛くなかったです。

⑦ 和痛分娩は、必要以上に期待しない方がいい

出産前は、「子宮口6cmまでは頑張ってその後は麻酔を入れてあんまり痛くない状態で産みたいな」と思っていました。YouTubeで動画をあげている方はそういう傾向にあったので、変に期待値が上がりすぎていました。
私の場合、麻酔を入れる前もそうでしたが、麻酔を入れてからもやはり陣痛が弱くなってしまったようで、だらだらとお産が長引いてしまいました(弱いと言っても、息ができないくらい痛かったですけど)。陣痛って、意味のある痛さなんだなと身に沁みて感じました。
でも、「麻酔を入れてもらえる」という希望があるだけで精神的に落ち着けるし、麻酔がなかったら子宮口開かなかっただろうし、もっともっと痛かっただろうし…。うーんという感じですが、次も和痛分娩を予約すると思います。でも、あんまり期待しすぎないようにしたいです。

終わりに

陣痛が弱かったせいもあるかもしれませんが、一回一回がめちゃくちゃ痛いことより、数分おきに痛いのを何時間も耐えるのが辛いと思いました。一回一回の痛みは、想像していたよりも痛くなかったです。想像よりは…。
これから出産される方へ、YouTubeやInstagramなどの他の方の出産のお話は話半分に聞いて、リラックスしてお産に臨まれてください!
ここまでお読みいただきありがとうございました。

元の記事:https://note.com/miyamizu/n/nf46e7b798386

ママーレコーレ編集部

ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。