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双子・三つ子を育てる家庭の孤立予防サービス、試験運用開始。LINEからアクセス可

日本では双子・三つ子など多胎児出産の割合が総分娩数の1~2%で、多胎児のママ(パパ)は、自分と同じ境遇の多胎ママ(パパ)と出会いづらい状況にあります。
多胎児の育児には、ひとりの子の育児よりも2倍、3倍以上の労力が必要ですが、多胎育児への理解が低い社会において、多胎児のママは適切な助けや理解がなく周囲を頼ることを諦め、自分で抱え込んでしまい精神的な負担が重くなり、社会から孤立してしまいがちです。単胎育児の場合よりも虐待死率が4倍近いという調査結果(*1)もあります。

今回ご紹介するのは、oVice(*2)を使った「バーチャルオフィスでの雑談」です。
自身も多胎育児をしているママピアサポーターが滞在し、『いつでも』『気軽に』雑談できる場所が、オンラインで実装されます。
サービス開始は、2021年10月中旬を予定しているとのこと。情報収集の一助になりましたら幸いです。

(*1) 出典元:一般社団法人 日本多胎支援協会「多胎育児家庭の虐待リスクと家庭訪問型支援の効果等に関する調査研究https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000520465.pdf

(*2)https://ovice.in/ja/

「バーチャルオフィス」活用による新サービスの試験運用を開始!

社会から孤立しがちな双子・三つ子などを養育する多胎家庭。
そんな多胎家庭の育児支援を行っている「NPO法人つなげる」では、これまでLINEオープンチャットを用いたママ同士のテキストチャットサービス「ふたごのへや」、ZOOMを用いたビデオ通話による相談サービス「つなげる相談室」を提供してきました。
この度、バーチャルオフィスoViceを用いて自分と同じように双子・三つ子を子育てするママと『いつでも』『気軽に』雑談できる新たなオンラインサービスの試験運用を開始することになりました。

双子・三つ子ママの孤立予防プロジェクトの現状

NPO法人つなげるは、双子・三つ子を妊娠したとわかったご家庭すべてに、もれなくオンラインおよび地域の多胎育児支援情報が行き届き、自分には双子・三つ子育児を相談する相手がいない」と感じる人がゼロになる社会を目指しています。実現に向けて、多胎児のママ(パパ)であれば誰でも気軽に参加できるLINEオープンチャット「ふたごのへや」を提供し、同じく多胎ママであるピアサポ―ターによる見守りと声掛けを行うことで、ママが他のママとのやりとりの機会や支援情報を得られるあったかい空間を提供しています。

NHK『なんで双子を産んじゃったんだろう』https://www3.nhk.or.jp/news/special/kosodate/article/feature/article_201027.html

しかし、このサービスには大きな課題があります。「ふたごのへや」ではママ同士が気軽にやりとりするため毎日膨大な量のチャットがやり取りされている反面、様々な情報が目まぐるしく流れていくことで、特定の情報が必要な人が、必要な時に、必要な情報を入手できなくなっていることです。妊娠中の管理入院時や、産後自宅で、壮絶な育児のわずかな合間をぬって、必要な情報をいつでも気軽に得ることのできる場所が必要と考えています。

【本プロジェクトのスポンサー】

この度NPO法人つなげるは、「快適すぎて動けなくなる魔法のソファ Yogibo(ヨギボー)」の日本総代理店である、株式会社ウェブシャークが提供しているTANZAQプロジェクトに参画し、同社から支援を得ています。
(NPO法人つなげるのTANZAQプロジェクトリンク:https://tanzaq.jp/project/179/


「バーチャルオフィス」活用による新サービス試験運用について


TANZAQプロジェクトの支援を受けて試験運用を開始するのは、バーチャルオフィスでの雑談時間の提供です。これはoViceを使って、自身も多胎育児をしているママたちピアサポーターが滞在し、『いつでも』『気軽に』雑談できる場所の提供をします。2021年10月中旬ごろより、双子・三つ子など多胎育児をされていること・個人情報の確認が取れた方から、ログインユーザーアカウントの発行を実施していきます。ご希望の方には、公式LINE ふたごのまち よりお問い合わせを頂く予定です。


運営団体について
NPO法人つなげる
所在地:兵庫県尼崎市塚口町1-25-2
代表者:代表理事 中原美智子
設立:2018年6月28日
URL:https://tsunagerunpo.com/
事業内容:双子・三つ子などの多胎育児家庭支援

 本件に関するお問い合わせ先
NPO法人つなげる
担当者名:大野祐一
E-Mail:tsunageru.npo@gmail.com

元の記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000087597.html

ママーレコーレ編集部

ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。