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【特集】妊娠・出産したら考えたい、の保険の話/第二弾

第一弾では保険の基礎知識編として、保険の役割やお金に関するプランの考え方を学びました。

第二弾では、保険にどのくらいかけるべき?ほか、妊婦さんママさんが押さえておきたい保険や信頼できる担当者とは…についても語っちゃいます!

目次

【1】保険にどのくらいかけるべきか悩む…ちょうどいいバランスってあるの?
【2】その他押さえておきたい保険~個人賠償保険~
【3】女性特有のリスク、保障してくれる?
【4】貯蓄にあたり…子供名義の口座を作りたい!注意点はある?
【5】いざ保険に入ろう!保険会社、銀行、代理店、ネットも…どこで入ったらいい?
【6】ぶっちゃけ、どんな担当者が信頼できるの??
◆編集後記

【1】保険にどのくらいかけるべきか悩む…ちょうどいいバランスってあるの?

最近、子供が怪我したり病気したり、自分が事故にあったり、保険に助けられたケースがけっこうあって…。保障としての保険と、貯蓄としての保険の、切り分けを考えたいと思っているところなんですね。そのときに、どこまで何を備えたらいいか。
一方でキャッシュも残しておかないといけないですし…。お金全体のことを見直して保険を選ばないといけないなと考えています。
家計におけるキャッシュと、保障部分、貯蓄部分の推奨比率のようなものがあれば、教えてほしいです。

お金は3つあって、緊急資金含む「使うお金」、「守るお金」、「増やすお金」といいます。使うは銀行にあるお金。守るは保険。増やすは保険もできますし、投資信託とかNISA、iDeCoも確定拠出年金の部類なのでここに入りますね。

例えば銀行に預金をしている方に、それを全て生命保険などにまわしてくださいとは私は絶対に言わないんですよ。半分とか、3分の1とか3分の2とかをご提案します。
その割合は人それぞれ、賃貸に住んでいる、持ち家に住んでいるかなどによっても変わってくるのですが…。
あとは緊急でキャッシュが必要なとき、積立の商品を下ろすこともできるんですが、下ろすまでに時間がかかります。なのでそのときはやはり、タンスにしまい込んでるお金や、銀行に預けているお金を引き出すべきだと思うので、銀行に預けるのはやめないで一部を保険にまわすということですね。
その一部がいくらかというのは、人それぞれ、目的によりますね。

キャッシュは生活費3ヶ月、4ヶ月分は持っておかないとという感じがしますよ。いや半年分くらいかな…それも人それぞれですよね。

緊急予備資金は何かと考えると、年齢によると思いますが、友人の結婚式のときの費用とかがそれにあたるかなと私は思います。他には何がありますかね…?

私の場合、コロナの影響で5ヶ月くらい育休の給付金がずれたんですね。その中で固定費もかかると、生活費3~4ヶ月分くらいか半年分ないとやっぱり厳しいなと思いました。増やしたいという思いはあるけど、キャッシュが薄めでも不安ですし…。

そうですね。考え方としては、保険は毎月もしくは毎年かけていくものなので、無理のない程度が大事です。一番もったいないのはやめてしまうことですから。

気になっているのが、NISAなど払い込みを一時休憩できる商品とできない商品がありますよね。あとは何回払い込みができないと保障がつきませんとか様々ですけど…子どもに備えるお金はどういうものがいいのかなと。

お子さんに備えるというのは、学費とか?怪我やご病気とか?

怪我とかは医療保険かなと思っています。

そうですね。

いま子どもは、中学卒業までは医療費がほとんどかからないことが多いですよね。そう考えると、医療保険はプラスアルファかなと捉えていて…貯蓄の観点でいくと、どうですか?

学費などへの備えは2本立てで考えるのがおすすめです。

ひとつは少し短い払いですね。10年、15年払いのものを用意する。
もうひとつは長期的に毎月払っていく。60歳、65歳、70歳まで割れない貯金箱を持ってるようなイメージですね。
それで、割れない貯金箱は、10年間、15年間以降は割ってもいいので学費に充ててもいいですし、そのまま割らずに貯金箱が大きくしてもいい、そういう2本立ての考え方がいいんじゃないかと思います。

この短期・長期の考え方の中で、学資保険は中期のイメージですか?

そうですね。あと銀行の預金やNISAなどは、途中ストップも再開もできますが、保険ってできないので。
できないのがメリットでもあります。

それは固定費として割り切れるからということですよね。

そうです。解約すると損だから、皆さん解約しないんですよね。

やはり10~15年以上貯めるなら保険が役立つということでしょうか?

NISAやiDeCo、あと銀行預金、投資信託には無くて、生命保険にあるものって保障だけなので。学費目的の場合は保障はおまけですけどね。やはり万が一のときの保障は生命保険だけが持つものです。なので、投資信託、NISAやiDeCoなど色んな事をやるのももちろんなんですが、やはり生命保険も準備はされた方がいいんじゃないかなと私は思います。

保障に関しては、年齢が若いうちは、掛け捨ての保険で安く、積立にならない貯まらない、解約しても戻ってこない…そういうもので、万が一の死亡保障に備えておく。
一方で、子供が20歳になるまでとか、22歳、25歳になるまでは、大きな保障が必要なので、それに対しては別で準備しておくのがいいかなと思います。

【2】その他押さえておきたい保険~個人賠償保険~

そのほか、妊婦さんやママさんにぜひ覚えておいていただきたいのは、個人賠償保険ですね。火災保険か車の自動車保険でもいいんですが、個人賠償保険っていうのがあるんですよ。

確かについていますね。

これは必ずつけておいてください。損害保険の部類なんですが、子供が大きくなった時に、例えばお友達を怪我させてしまった、お店の高価な壺を割ってしまったとか、そういうケースも保障されるんです。
あと自転車で誰かひいてしまったり加害者になってしまっても、個人賠償保険の特約をつけていれば対応できるんです。
持ち家だったら必ず火災保険につけられますが、賃貸物件の場合は既に火災保険がセットになっているので、つけられるのかはお調べ頂いた方がいいです。

確かにうちは賃貸で、あらかじめセットですね。

医療保険にもついてますよね。年末に自転車で事故に遭ったんですが…車の相手が無保険だったんです。
手続きは本当に大変でしたけど、一応私には火災保険の個人賠償保険はついていて、調べたら医療保険にもついていて、助かりました…。

そうですよね。保険って何かあったときのためなんですけど、入っててよかったとなりますよね。入っておけばよかったというのは一番避けたいです。

【3】女性特有のリスク、保障してくれる?

女性特有疾病に対しての特約もありますよね。5大疾病などもそうですが、特異な例として医療費がかかるところでつけられると思いますが、そのリスクってどのくらいなのかなと…。
普通の医療保険ではまかなえない部分について、ちょっと気になってはいます。

医療保険に関してですね。お守り程度で持つ、2つの考え方があるんです。
長期の入院になったときに、所得の保障をするための、例えば1日入院したら日額1万円くらいにする考え方と、一方で医療費だけまかなえればいいということで、日額5千円くらいにする方もいらっしゃいます。
女性特約は、私は一応つけてご提案します。

女性特約には何が含まれるんですか? プラスでお金が入るということですか?

私の会社の保険では、入院の日額の上乗せです。

なるほど。

例えば、私の会社の医療保険だと、全てのがんも対応してるので、もしがんでご入院の場合には上乗せになるので、つけて提案していますね。あと、乳房系とか子宮系の病気、低血圧症とか。

そんなのも出るんですか。

はい。あと女性特有だと、分娩のときですね。通常分娩はどこの会社も出ないと思うんですけど、私の会社では異常分娩のときも上乗せになるので、成人以上の女性の方にはだいたいつけて提案しますね。

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ママーレコーレ編集部

ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。