【プレスリリース】ピジョン、寄付金を母乳バンク協会へ贈呈

元記事:ピジョン「#ちいさな命を救おう」キャンペーンによる寄付金を日本母乳バンク協会へ贈呈

ピジョン株式会社(本社:東京、社長:北澤 憲政)は、2020年9月1日(火)~12月末までの期間中に、ご購入いただいた母乳パッドなどの商品の売上の一部を、一般社団法人 日本母乳バンク協会に寄付する「#ちいさな命を救おう」キャンペーンを実施した結果、その寄付金は2,718,770円となりました※1。さらに、当社は同協会のゴールドスポンサーとして、2,281,230円を上乗せし、合計5,000,000円を寄付いたします。この寄付金は、赤ちゃんに安全なドナーミルクを提供するため、母乳の低温殺菌や細菌検査、ドナーミルクの発送など、同協会の運営に充てられます。当社は、昨年、国内で2拠点目となる「日本橋 母乳バンク」を、当社の本社1階に開設する支援を行いました。今後も、1人でも多くの小さな赤ちゃんの命を守る日本母乳バンク協会の活動を全面的にサポートしていきます。

3月12日(月)ピジョン本社にて当社代表取締役社長 北澤(右)より、日本母乳バンク協会 代表理事 水野先生(左)へ寄付金の目録を贈呈しました。

  • 一般社団法人 母乳バンク協会 代表理事 水野克己先生のコメント

日本橋母乳バンクの開設から半年が経過し、ドナーミルクの使用病院も着実に増えてまいりました。また、冷凍庫のキャパシティからお断りをさせていただくほど、たくさんのお母様方から母乳の提供のお申し出をいただきましたこと、心から感謝しております。少子化が進む中、さらに一人ひとりを大切に、すくすく育ってもらえるように、日本における母乳バンクの発展に取り組んでいく所存です。

一般社団法人 日本母乳バンク協会 代表理事
昭和大学医学部 小児科学講座
小児科学部門 教授
公益社団法人 日本小児科学会 理事
水野克己先生

  • キャンペーンの背景と目的

体重1,500g未満で生まれた小さな赤ちゃん、早産で生まれた赤ちゃんは、お腹の外の世界で生活するための機能が未熟で、様々な病気にかかるリスクを抱えています。そんな早産や小さく生まれた赤ちゃんにとって、母乳は単に“栄養”だけではなく、感染症や、腸の病気から身を守るための“薬”のように大切なものですが、お母さんの体調が悪い、十分な量の母乳が出ないなど、自らのお母さんから母乳を得られない場合があります。そのような場合※2、「母乳バンク」において寄付された母乳を処理した「ドナーミルク」を提供することで、長期的予後の改善を図ることができるとされています。
日本においてドナーミルクの対象となる出生体重 1,500g未満の赤ちゃんは年間約7,000人。しかし、日本では、施設や経済的サポートが圧倒的に不足しているのが現状です。

ピジョンは2020年4月より、母乳バンク普及のため、母乳バンクを運営する日本母乳バンク協会の支援を本格的にスタート。同年9月に国内2拠点目となる母乳バンク「日本橋 母乳バンク」※3のピジョン本社への開設を全面サポートするなど様々な支援を行っています。
その支援の1つとして、「#ちいさな命を救おう」キャンペーンによる寄付活動を実施いたしました。お客様の皆さんとともに支援の輪を大きくしていきたいと考え、2021年度も同キャンペーンの実施を予定しています。

※1.寄付金額は、キャンペーン期間に当社から出荷した対象商品数量に準じます。
※2.ドナーミルクの使用可否は医師の判断に基づきます。
※3. 日本橋 母乳バンク紹介動画:

https://youtube.com/watch?v=zsu9eba6pEY%3Fautoplay%3D0%26fs%3D1%26rel%3D0
  • 「#ちいさな命を救おう」キャンペーン内容

2020年9月1日(火)~12月31日(木)の期間に、全国のベビー用品専門店 ・ドラッグストアなどの店頭及びピジョン公式オンラインショップでご購入いただいた母乳パッドなど対象商品1 個につき 10 円を、ピジョンから「一般社団法人 日本母乳バンク協会」に寄付します。

「ちいさな命を救おう」キャンペーン対象商品:
<店頭> 
・母乳パッド フィットアップ 126枚入+10枚増量品<ピジョン公式オンラインショップ>
・母乳パッド フィットアップ 126枚入+10枚増量品
・母乳パッド フィットアップ 126枚入+10枚増量品 2個セット
※旧パッケージ(「ちいさな命を救おう」マークがない商品)も対象です。
・母乳母乳フリーザーパック 各種

【対象期間】
2020年9月1日(火)~12月31日(木)
※この期間中に当社から出荷した対象商品の数量に準じて寄付を行います。
※ご好評につき、終了日を11月末から12月末まで延長しました。

【販売先】
全国のベビー用品専門店、ドラッグストア、
ピジョン公式オンラインショップ(https://shop.pigeon.co.jp/)など

【キャンペーン特設ページ】
https://pigeon.info/breastpad/campaign/pad2008.html

  • 「#ちいさな命を救おう」キャンペーン結果

【寄付金】        5,000,000円(うち2,718,770円がキャンペーンによる寄付)
【寄付先】        一般社団法人 日本母乳バンク協会
【使 途】        赤ちゃんに安全なドナーミルクを提供するため、母乳の低温殺菌や細菌検査、ドナーミルクの発送などの費用

  • ちいさな産声サポートプロジェクト

ピジョンは、早産で生まれた赤ちゃん、低体重で生まれた赤ちゃん、病気の治療が必要な赤ちゃんなど、専門的なケアを必要とする赤ちゃん一人ひとりの健やかな成長を支え、ご家族がより安心し幸せを実感できるように支援する活動を各国で行っています。
そのプロジェクトの1つとして、2020年より日本で「母乳バンク」のサポートを開始。本キャンペーンだけでなく、国内2拠点目となる「日本橋 母乳バンク」の開設サポートなど様々な支援を行っています。(2020年9月1日開設)

  • <参考資料>

■母乳バンクとは
母乳を必要とする早産・極低出生体重児(出生体重1,500g未満の赤ちゃん)が自分の母親から母乳を得られない場合、医療機関からの要請に応じ、寄付された母乳を処理した「ドナーミルク」を提供する施設が「母乳バンク」です。当施設では、国際的な運用基準に基づき、母乳の検査や低温殺菌処理を行い、安全に保管、保存することが求められます。また、ドナーミルクは赤ちゃんの医学的な必要性に応じて利用すべきという考えに基づき、無償で提供されています。国内では、2018年からドナーミルクを利用するNICU(新生児集中治療室)が増加しており、国内の需要に見合うだけの母乳バンクの整備と経済的サポートが必要とされています※1。
■母乳・ドナーミルクはなぜ必要なのか
母乳には、赤ちゃんにとって必要な栄養素がバランスよく、消化しやすい形で含まれており「最適な栄養食」と言われます。特に、様々な感染症、病気にかかるリスクが高い早産児において、母乳には赤ちゃんの生死にかかわる壊死性腸炎(腸の一部が壊死する病気)に罹患するリスクを、人工乳のおよそ1/3に低下させる効果があることがわかっており※2、「母乳は薬」とも言われています。また、早産児がかかりやすい未熟児網膜症や慢性肺疾患などの予防に役立つ物質が含まれているほか※3・4、長期的な神経発達予後を改善する効果についてのエビデンスも出てきています※5・6。しかし、全ての母親が、出産直後から充分な母乳が出るわけではなく、早産となった場合には、母親が必要量の母乳を与えられないこともあります。そのような際に、ドナーミルクを提供することで、上記のような疾患の罹患率と重症度を低下させ、長期的予後の改善を図ることができます。

参考文献
※1 日本小児科学会雑誌 第123 巻 第7号 日本小児医療保健協議会栄養委員会 早産・極低出生体重児の経腸栄養に関する提言
※2 Quigley MA. Henderson G. Anthony MY. et al. Formula milk versus donor breast milk for feeding preterm or low birth weight infants.
Cochrane Database Syst Rev. 2007; (4):CD002971.
※3 Patel AL et al. Influence of own mother’s milk on bronchopulmonary dysplasia and costs. Arch Dis Child Fetal Neonat Ed. 2017;102(3):F256-F261.
※4 Zhou J et al. Human milk feeding as a protective factor for retinopathy of prematurity: a meta-analysis. Pediatrics. 2015;136(6):e1576-1586.
※5 Lewandowski AJ et al. Breast milk consumption in preterm neonates and cardiac shape in adulthood. Pediatrics. 2016;138(1):pii:e20160050.
※6 Vohr BR et al. Beneficial effects of breast milk in the neonatal intensive care unit on the developmental outcome of extremely low birth weight infants at 18 months of age. Pediatrics. 2006;118(1):e115-123.

■一般社団法人 日本母乳バンク協会 概要
日本母乳バンク協会は、日本の新生児医療において「母乳」の活用を促進することを主な目的として2017年5月に設立された一般社団法人です。本協会は「母乳提供者の善意」を基盤に、以下を主な内容として活動をしています。(日本母乳バンク協会URL: https://jhmba.or.jp/

・提供者の健康チェック
・提供母乳の各種検査(血液検査によるスクリーニング検査を含む)
・提供母乳の安全な保管、保存、その方法の開発
・低出生体重児への母乳の提供
・低出生体重児の母親への母乳育児支援
・周産期医療における効果的な「母乳活用」の研究

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