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【低体重】24週・切迫早産から帝王切開。694g男児の出産レポート

2020-10-03

結婚して1年が経ち、結婚式も終えやっとの妊娠でとても嬉しく、
マタニティライフは楽しく幸せな気持ちでいっぱいでした。
毎日がワクワクしていて、理想や妄想を膨らませ笑顔絶えない日々を送っていました。

まだ24週に入ったばっかりの私は、
ようやく7ヶ月に入りワクワクしていました。

そんな中23週でお腹の張りが急に頻繁にあり、
診察してもらい張り止めの薬をもらって
いつもより控えめに仕事をしていました。

その3日後にはひどい腹痛に襲われ、
10分間立っていられるかいられないかくらいの強さになっていました。

我慢の限界で仕事も早退し、診察を1時間待ちようやく自分の番。
診察中が始まりお腹の張りやエコーで診てもらったところ、
子宮口から片足が出てしまっていると。その直後少し破水してしまいました。

切迫早産のため、すぐに救急車で運ばれその日から緊急入院。
何がなんだかわからず、先生の言うことを聞き寝たきりの生活が始まった。

初めての入院、初めての救急車、初めての点滴。
色んなことが急に初めてだらけで不安でいっぱいでした。
これだけ緊急性があったのに、私はなんでこんなに我慢をしてしまったのか。
なんでもっと安静にしていなかったのか。
もっと早く気づいていればと自分を責めました。

9/30日に24週に入ったばかりの私は不安のまま入院生活がスタート。

1日目の夜(9/30)

すぐ張り止めの点滴、筋肉注射をして、腰を高めにし安静状態で過ごした

2日目の朝(10/1)

微熱あり、痛みもまだあったので点滴のレベルを強くしてもらいました。
寝たきりで筋肉注射も打ってるので、体力がどんどん低下。
トイレも行けず尿の管をいれての生活。
ベッドで足を動かすのも力が入らない感覚。
でもお腹の中で赤ちゃんは元気に動き回っています❥

2日目の夜(10/1)

痛みが引かず、夜は部屋を変更され大きい部屋にぽつんとひとり。
直ぐ治療ができる部屋。こわい。
今夜はモニターをずっとつけながら寝るみたい。
更にマグセント、ウテメリンという点滴のレベルMAX20まであげて副作用が強くなる。

嘔吐、ダルさ、熱が下がらず辛い 

保冷剤、アイスノンがないと寝れないくらい体温が上がる。
でも痛みはなくなってきた…

3日目の朝(10/2)

朝ご飯まだかな〜と思い時間が経ち、今日は朝食べれないと言われお腹が空く…
12時になりまだ食べさせてくれない。
痛みもまだあり、また吐き気が襲う。
昨日の夜より体のだるさが強く、意識朦朧としてました。
心臓が破壊されるのではと思うくらい、脈が早く、動悸がする。
視点は合わずボヤボヤとしていて看護師さんの顔もぼやけ、
スマホの文字を見るのにも一苦労。

3日目の昼(10/2)

お昼も食べさせてくれず、口の中、体が熱いので氷を舐めなて、
アイスノンと保冷剤も体の近くに置いて変わらず寝たきり。
そのあとは水分も禁止になり、旦那に電話を繋ぎ先生の説明を一緒に受け、
本日の帝王切開を勧められた。

きっと計画的だったんだと後から思いました。

今の状態を続けてお腹の中に居させるも良いけど、
もしもまた全部破水をして赤ちゃんが出てきたら
逆子になってるので頭が苦しくなり障害を負うリスクが高くなる。
更に片足はへその緒が巻きついてしまって苦しそう。
今、赤ちゃんが元気なうちに出てきてくれた方が、
リスクが少ないからと説明を受けました。

でも、まだ24週に入ったばかりで1000gにもなっていない新生児を取り出すなんて、今まで考えたこともなかった。
すぐには決断はできず、特別に旦那に来てもらい、涙の話し合い。
初めてあんなに大声をあげて大泣きしました。
辛すぎて自分を責め、ごめんなさい。ごめんなさい。と何度も繰り返したけど、
旦那はそんなことないよく頑張った、誰も悪くないやろ。
と自分も辛いはずなのに、優しく声をかけて手を握ってくれました。

そして話し合った結果、今すぐ帝王切開で出産を選択しました。

すぐ15時半から分娩室に入り、背中からの麻酔で下半身麻痺。
感覚がなく気持ち悪くなり嘔吐。
力が入らないけど意識はあって、お腹を切られている感覚もなく
お腹にいた子が取り上げられた。

そして、10月2日16:02に元気な男の子が誕生。

ものすごく小さくて信じられなかった。
出てきた直後、ほんの少しだけ産声を上げた。
心配と感動で涙が止まらなかった。

重さは694gと聞いたこともない数字でこわかった。

それでも頑張って生まれてきてくれてありがとう。

不安と悔しさもありながら、
小さな小さな彼の姿を見て少し安心した自分もいました。

辛い決断だったけど、今産んでよかった。

そのあとはすぐにNICUという新生児集中治療室で預かってもらい、
私はその30分後にベッドに戻ってきました。
あっとゆうまだけど、あまり実感がなく
その日は何も食べず、飲まず体を休めました。

点滴も外れて少しは楽になっていました。

旦那は生まれてきた子と2時間の面会。
ものすごく心配だった彼は、我が子の姿を見たら少し安心した様子でした。

例え694gでも生命力は強い。

しっかり動いて、
しっかりしたお顔で、
しっかりした手足もあり、
一生懸命に息をしている。

小さいながら頑張って生きている。

私たちもこれから親として、もっともっと強くなるはず。

いつか挫折しそうになったとしても、絶対に諦めずに3人で成長していく。

自分を信じて、家族を信じて、思いやりを持って日々を過ごしていきます。

今日も明日もその先も、素敵な毎日が訪れますように…✯

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ママーレコーレ編集部

ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。