【海外で出産】世界のお産事情まとめ 北アメリカ
■カナダ
ホームドクターが産科医?
カナダではホームドクターが妊婦検診を行ないます。
何か異常がない限りはこのドクターにかかり、お産の時は病院の産科医が
担当するのが一般的です。オンタリオ州ではホームドクターが妊娠6ヶ月までを
診て、その後産科医に引きつがれます。
州によってはホームドクターが赤ちゃんをとりあげるところもあります。
臨月寸前まで運転
冬は寒さが厳しいカナダですので、どうしても車中心の生活となります。
そのため、冬の間、妊婦が凍りついた歩道を歩くという心配はめったになく、
車での移動となります。結果、臨月寸前まで妊婦さんは運転をしています。
チャイルドシートのチェック
退院前日に「チャイルドシート訓練」をしてくれます。
小さい子に車の振動が最小限になるようにタオルなどで固定の仕方や、
90分その姿勢で異常がないかを確かめるしっかりした訓練です。
■パナマ
病院での食事
病院で出される食事は西洋食かパナマ食かの選択です。
西洋食は出産翌日からもうステーキが出るくらいだそうですが、パナマ料理は
豆料理が中心で、産後の食べ物として特徴的なものは毎食ミルク粥だそうです。
廊下に花、ドアにはリボン
出産をするとお祝いにたくさんのお花が届きます。夜、お花は病室には
よくないということで 廊下に出しています。さらに風船やら、置物の飾り物まで
廊下にあふれて いました。おもしろかったのは病室のドアを大きなリボンで
かざったり、ドア自身にデコレーションをほどこしていることでした。
ミドルネームがつく
パナマでもこどもにミドルネームを与えることができます。しかもパナマ人の
名前の付け方はちょっとやそっとのものではありません。
代々の名字を長々と入れて、ルーツがわかるようにします。
■メキシコ
妊娠中の掟?
妊娠中の掟といいますか、とにかくやっていいこと、いけないルールなどが
たくさんあるメキシコです。メキシコでは妊娠中は死にまつわることを
いっさいしてはいけないといいます。
それはお葬式に出てはいけない、しいてはお墓へいくことも禁じられています。
おおらかな検診
冬場、厚手のセーターを着ていても、しっかりと靴を履いていても、
そのまま体重計に乗るようにいわれます。つま りこちらではまず人前で靴
を脱ぐということがあまりないので、体重計に乗るときも靴のままなのです。
熱いの寒いのだめ
冷たいこと、熱いことを避けるようにといいます。そのため、妊娠中は
熱いお風呂と冷たいお風呂がだめで、ぬるま湯のお風呂に入るように
勧められます。これは冷たい水は骨や関節に影響をおよぼし、骨盤は
固まってしまい、難産を引き起こすと信じられています。さらに妊婦は
熱の持ったものに近寄るなと言われ、これは胎盤が焼けてしまうからとか
赤ちゃんが熱によっていらだつからだそうです。
■プエルトリコ
夫は立ち会えない
地方の方では夫の立会い出産は認められていません。
陣痛室にも夫や家族は入れません。そのため、出産後は窓越しに1日2回しか
赤ちゃんがみられません。どうやら以前赤ちゃんの誘拐があったためとか
あっという間の退院
通常普通分娩ですと2日で退院、帝王切開でも3日とものすごく短いです。
名前の決まり
プエルトリコでは夫婦別姓です。そのため、
女性はファーストネーム・父の旧姓・母の旧姓とつくそうです。
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ママーレコーレ編集部
ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。