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【普通分娩】予定日超過の初産出産レポート

今回は、現在2歳6か月となった娘の出産レポートを書きたいと思います。

臨月に入り、出産の準備が整ってくると、赤ちゃんに会える期待以上に、
出産への不安が大きくなってきませんか?

私は、不安が募りすぎて、日々いろいろな方の出産レポートを読んでいました。

そこで感じたことは、100人のママがいれば100通りのお産がある
ということ。

だから、もしかしたら出産レポートを読んでも、誰かの出産に生かせることは
少ないのかもしれません。

それでも、いろいろなハプニングがあることを知っているだけでも、
いざ出産となったときの心持ちが変わってくるような気がしています。

一個人の体験談として、軽い気持ちで読んでいただければうれしいです。

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初産の出産体験記

長女は、41週0日(予定日から1週間遅れ)で生まれました。

分娩時間は6時間10分と初産の平均時間より短めで記録されていますが、
陣痛を感じていた時間はこれ以上に長かったように思います。

里帰り出産で、陣痛から始まり、夫に立ち合ってもらいました。
ただ、分娩は一人で集中したいという思いがあり、いざ出産!
というときには、外に出ていてもらいました(笑)

それでは、予定日から出産までのレポートを時系列でお伝えします。

陣痛が始まるまで

出産予定日当日

出産予定日ということでそわそわしすぎて、5km以上の距離を散歩しました。

歩くことで少しお腹が張る感じはありましたが、まだまだ生まれそうな
気配はなし。

出産予定日を知る友だちから連絡をもらうたびに、気にかけてくれる
嬉しさより、なかなか陣痛が来ない焦りが大きくなっていきました。

長距離の散歩も効果はなく、出産予定日は何事もなく過ぎていきました。

予定日から1~5日後

予定日超過から1日目。

出産のイメージトレーニングをしようと思い、ブログの出産レポートを
読んだり、お風呂で体を温めたり、ハーブティーを飲んだりと、
出産につながりそうなことをやってみました。この日も変化なし。

予定日超過から2日目。

午後から、妊婦検診へ。検診の結果は、まだ子宮口も開いていないということ。
1週間後に生まれていなかったら、入院をし、促進剤を打つことになると
言われる。今しかできないことをやろうと思い、カラオケで熱唱。この日も変化なし。

予定日超過から3~4日目。

いつも通りに過ごす中で、いつもより強めのお腹の張りが何度かありました。
今思えば、前駆陣痛だったのかなと思います。

予定日超過から5日目。

この日も、前駆陣痛がありました。のんびり散歩をしていると、
お腹がカチカチに硬くなるような強い張りを感じました。
止まって深呼吸をすると落ち着くので、痛みの強さとしてはそこまでという感じ
でしたが、この痛みが30分置きぐらいの間隔で頻繁に起こるようになりました。

この日の夜に夫に連絡して、私の実家で一緒に待機してもらうことになりました。

予定日から6日後

陣痛が10分間隔に

布団に入り、0時を過ぎましたが、お腹がキューっと締め付けられるような、
シクシクするような痛みでなかなか寝付くことができませんでした。

このときに陣痛アプリをダウンロード。
計測してみると大体10~15分間隔ぐらいでキューっとする
痛みの波がありました。

午前3時ころにトイレに行くと、薄ピンク色のおしるしがありました。


これは、いよいよ出産が始まるのかも



友だちからは、おしるしから出産まで2週間以上かかったという話も
聞いていたのですが、予定日を過ぎていることから、きっとこのまま
陣痛が強くなっていくのだろうと思いました。

体力を温存しておきたかったので、眠れるときには目を閉じて、
お腹が痛くなったら深呼吸というのをひたすら繰り返しました。

隣でぐっすりと眠る夫のいびきに少しいら立ちつつ、陣痛との
静かなる戦いは一晩中続きました。

遠のく陣痛の波

朝、目を覚ました家族に陣痛が規則的になってきたことを伝えました。

病院に向かうため、とりあえず、シャワーと朝ごはんを済ませたのですが、
あれあれ?

動き出すと、陣痛をあまり感じなくなり、陣痛間隔が30分ほど
開くこともありました。

病院に連絡をしたところ、陣痛間隔が短くなるまでは自宅待機をするように
とのことでした。

食事を摂ったり、家族と話をしたりしている間も、規則的にキューっという
痛みは続いていたのですが、深呼吸をすれば平気で耐えることができる痛みで、
痛みが強くなる感じはありませんでした。

また、動いていたからか眠っているときよりも痛みを感じづらく、
病院に行くことへのためらいもあったため、結局15時をまわるころまで
自宅待機をしていました。このときの陣痛間隔は7~15分と不規則でした。

しかし、心配をした家族の説得もあり、再度病院に連絡をして
来院することになりました。

いざ病院へ

陣痛間隔5~6分

15時半には、病院に到着しました。

このときの子宮口の開きが2cmほどで、その日のうちにお産が進むかどうかは
わからないけれど入院をしようということに。

着替えや検査を済ませて、入院用の個室に入ったのが18時頃でした。

分娩時間は、陣痛室に入ったところからのカウントなのかもしれません。

夜ごはんを出してもらったのですが、出産のときにトイレに行きたくなることが
一番の心配事だった私は、食事も喉を通らず。

デザートのグレープフルーツだけを食べて、食事を終えました。

少しずつ、キューっという痛みが長く、強くなっている感じはありましたが、
まだまだ深呼吸で耐えられるレベルでした。

陣痛間隔2~5分

陣痛室入室~1時間半

19時半頃、痛みが少しずつ強くなってきて、内側からガーンと押されるような
痛みで子宮周りや尾てい骨周りの腰が痛くなってきました。

腰を押さえてもらうと楽だったので、陣痛の波が来たときに、
腰を押さえてもらうように頼みました。

このタイミングで、看護師さんがやってきて、分娩監視装置を
付けてもらいました。そのときに尾てい骨からお尻の真ん中あたりを
看護師さんに押さえてもらうと、陣痛の痛みがとても楽に!


深呼吸と尾てい骨周りを押さえて、陣痛との戦いに臨もう!
そう、心に決めました。


陣痛室入室~2時間

20時頃、痛みが強まってきたタイミングで出血あり。


出産って、陣痛の間に血が出るんだ!!!!



今、冷静になって考えると、そりゃ出血するだろうと思うのですが、
完全に心構えが足りていなかった私…

いきなりの出血にびっくり。陣痛が引いている合間に慌てて処理しました。

このときの痛みは、3~5分置きでした。痛みが引いているときには
動くことができるけれど、陣痛が来ると内側から強い痛みがあるので、
手すりなどを持って、自然と体にも力が入るような感じでした。

ほどなく、先生が様子を見に来てくれて、出血したのはお産が順調に進んでいる
証拠だと教えてくれました。このときの子宮口は、5cmほど。

一方で、明日の朝まで様子を見て、お産が進まなければ促進剤を打つという
話も。


明日の朝までこの痛みに耐えるられるのかな…がんばらなくては!


陣痛室入室~3時間半

21時半頃になると、陣痛間隔が2~3分置きに短くなってきました。
この段階では、痛みの波が来るタイミングと遠のいていくタイミングが
わかるようになってきましたが、自分でもどんどん余裕がなくなっていくのが
わかりました。

前日もぐっすり眠れていなかったので、ベッドに横になった状態で休みつつ、
陣痛が来たら耐えるというのを繰り返しました。

できるだけ静かに落ち着いて出産したいという思いがあったのですが、
このときは、深呼吸と一緒にうめき声が出て、やたらと喉もかわきました。

陣痛間隔1~2分

陣痛室入室~5時間半

子宮全体や尾てい骨周りの痛みが最上級に強くなってきたころには、
さらにトイレに行きたいような感覚も加わりました。

おしりを内側からグーっと押されているような感じで、これがいきみたくなる
感覚なのかと思いました。

このときまで、個室に設置してある時計を見ながら、陣痛間隔を
計算していたのですが、なんとここでまさかの時計が止まるというハプニング。

秒針を見ながら、痛みが遠のく時間を過ごしていた私には
ダメージが大きかったです。


なんだか赤ちゃんが生まれそうな気がする~。



23時半頃には体の内側からガンガン押されるような痛みで、これを
朝まで耐えるのは厳しいなと思っているときに、助産師さん登場。

0時前、子宮口全開のため分娩室に移動することになりました。


やったぁ、ラストスパート!

分娩台へ

陣痛室から分娩室までは、短い距離でしたが車いすで移動しました。

夫はここで一時退散してもらい、私の家族への連絡を入れてもらいました。

陣痛が遠のいたときに、さっと車いすに座って、またタイミングを見て
分娩台へ。

そこからは、アドレナリンが出ていたのか、陣痛の痛みはさほど感じなく
なっていました。

陣痛に合わせていきむように言われるのですが、いつ陣痛が来るのか、
自分でよくわからない…

それでも、赤ちゃんに出てきてもらうしかない!と思い、いきみました。


ふんぬ~~~~~~~~



声を出すつもりはなかったのですが、力を入れるとつい声が…(笑)
助産師さんから、声出さなくていいですよ~と言われ、恥ずかしくなりながらも
いきむこと20分ほど。

無事に、娘の誕生です。

退出していた夫も、入室し、娘のへその緒を切らせてもらいました。


赤紫色で、お猿さんみたいだったけど、元気に出てきてくれて安心したよ



本当に人間がお腹の中にいたんだなって不思議な気持ちになったよ


出産の感動に浸る間もなく、まだまだ助産師さんや先生たちの動きは
続いていきました。

後産~胎盤排出~

胎盤搬出については、あまり痛みもなくドゥルンと出てきたように感じました。

夫は見たいと言っていたけど、私の気持ちとしては見られたくなかったので、
そこは自粛してもらい…。

その後は、分娩のときにバチンと切られた部分を縫合。

切られたときは、感覚はあったけれど痛みは感じませんでした。
縫われるときにはチクチクして痛かったし、産後1か月ぐらいは
地味に痛かったです。

出産終了

出産が終わった後は、分娩台の上で点滴を打たれ、2時間ぐらい
安静にしているように言われました。

カンガルーケアや授乳はなし。きれいにしてもらった娘は、
私の腕枕にコロンと寝かせてもらいました。



お…結構重たい。





3000gにも満たない大きさで生まれてきた娘ですが、初めて腕に感じた重さは
とてもずっしりしていて、命の誕生に不思議な気持ちになりました。

あくびをして、そのまますやすやと眠っていく娘をとてもかわいいと
感じたことを覚えています。

まとめ:出産を終えて…

出産前の心構え

陣痛は、自分との戦い

私は、今まで経験したことのないような痛みを感じて、
お産が順調に進んでいるのか、自分は大丈夫なのか不安になり、
病院の先生たちに診てもらいたいと何度も思いました。

しかし、当然のことながら、病院のスタッフさんたちは
つきっきりではありません。

呼吸の仕方や出産の進み方などを事前に予習しておくことで、
少しでも不安が軽減できるとよいですね。

陣痛中は深呼吸

陣痛の波が来ているときは、赤ちゃんもがんばっているときなのだと
助産師さんから話を聞きました。

お母さんが苦しいと、赤ちゃんも苦しいということを聞き、とにかく
深呼吸を意識するようにしました。

個人的に1番苦しかったいきみ逃しの時間は、腰や肛門のあたりを押さえること
でただ耐えるよりは楽になりましたよ。


腰を強く押してもらうと楽になると聞いていたけど、私はおしりの方が楽だったな。個人差があるみたい。

押さえるのに使うものも、テニスボールやゴルフボール、
手や自分のかかとなど様々。

押さえる場所も個人差があるようですが、陣痛バックの中に用意をしておくと
よいかもしれません。

陣痛は長くても90秒ほど

陣痛との戦いでは、時間のことだけを考えて深呼吸をしていました。

出産のゴールはなかなか自分では見えませんが、そのときの痛みは
90秒耐えれば一度は遠のく!と思い、ひたすら秒針を追っていました。

個人的には、陣痛バッグに時計を入れておくのもおすすめです。

これから出産をされる方へ

陣痛の痛みは、生理痛のような痛みから始まり、お腹を下したときのような
痛み、おしりをガンガンと押されるような痛みに変わっていきました。
よく聞く「鼻からスイカを出す痛み」というのは、自分では
よくわからなかったのです。

そんな壮絶な痛みも、なぜか赤ちゃんが生まれてくるとすぐになくなって、
忘れてしまうから不思議です。


忘れるなんてことないでしょ~!


友だちから聞いたときには、そんなふうに思っていましたが、
本当に忘れてしまいました。

陣痛が来ているときは辛い時間ではありますが、待ちに待った赤ちゃんに会える
ときが近づいているとも言えます。

すべてのお母さん、ご出産おつかれさまでした。

そして、これから出産に臨まれるお母さん、母子ともに元気に
出産を終えられますように。


応援しています。


掲載元はこちら

ママーレコーレ編集部

ママのあれこれを皆でシェアしたい」という想いに共感して集まった、あれこれ肩書きを持った人たち。