【管理栄養士ママ推奨】夏の体調管理に!子どもと一緒に食べたいおすすめフルーツ
梅雨が明け、いよいよ夏本番!暑さで何もしなくても汗が出てしまうこの時期は、体調を崩しやすいですよね。お子さまの睡眠不足や疲れ、食欲が落ちてしまうなど、いわゆる「夏バテ」の症状が心配なパパママも多いのではないでしょうか?
今回は、管理栄養士ママの私が夏の体調管理におすすめしたいおすすめのフルーツと簡単レシピをご紹介します!
暑い夏は要注意!子どもの体調トラブル
夏は特に食事や栄養面で注意が必要な季節です。暑さや湿気で食べ物が傷みやすく、食中毒のリスクが高まります。また、汗を多くかくことで体内の水分や栄養素が失われがちです。
脱水症状
汗をかくことで脱水症状が起きやすく、口の渇きやぐったりする症状が現れます。こまめな水分補給が必要で、水や薄めたスポーツドリンクを飲むようにしましょう。
また、水分が多く含まれるスイカやキュウリなどの夏の食材を取り入れると良いです!
食中毒
夏場は細菌やウイルスが増えやすく、嘔吐や下痢、腹痛などの食中毒が心配です…
対策として、手洗いの徹底や食品の適切な保存、加熱調理が重要です。生野菜や果物はよく洗い、外での食事では保冷剤を使用しましょう。
冷たい食品の過剰摂取
アイスクリームや冷たい飲み物の過剰摂取は胃腸を冷やし、消化不良を引き起こします。
冷たいものは適量にし、温かいお茶やスープも取り入れましょう。
(お子さまだけでなく、大人も要注意です!)
栄養バランスの乱れ
夏場は食欲が低下しがちで、偏った食事により栄養不足になることがあります。バランスの取れた食事を心がけ、野菜、果物、タンパク質をバランスよく摂取しましょう。
冷製スープやそうめん、冷やしうどんなど、食べやすい工夫も有効ですね!
フルーツを味方に。体調トラブルに役立つ活用方法
夏の暑さや体調不良時には、フルーツを活用してお子さんの健康をサポートしましょう。
水分補給に最適なスイカ
暑い夏の日や体調不良で水分を失いやすい時には、スイカがオススメです。
スイカは90%以上が水分でできているため、水分補給にぴったりです。食べやすい大きさに切ってそのまま食べても、塩を少しかけると甘みUP&塩分補給にもなりますね!
スイカは利尿作用もあるため、体内の余分な水分や毒素を排出するのにも役立ちます。
風邪予防に役立つオレンジジュース
ビタミンCが豊富なオレンジジュースは、風邪予防に効果的です。市販のジュースではなく、できるだけ新鮮なオレンジを絞ってジュースにすることで、ビタミンCを効果的に摂取できます。自宅で作る場合、砂糖を加えずにそのままの味を楽しめるといいですね!
便秘解消に役立つリンゴとバナナ
食物繊維が豊富なリンゴやバナナは、便秘解消に役立ちます。リンゴはすりおろしてピューレにするか、バナナはそのまま潰して与えると、消化が良く赤ちゃんも食べやすいです。リンゴのペクチンは腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を改善する効果があります。
疲れた時のエネルギー補給にバナナ
バナナはエネルギー補給に最適なフルーツです。糖分が適度に含まれており、消化も良いため、疲れた時や活動量が多い時にぴったりです。食べやすい大きさに切ってそのまま与えるか、ヨーグルトと混ぜてスムージーにすると美味しく食べられます。
バナナにはトリプトファンというアミノ酸が含まれており、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの生成を助け、気分をリラックスさせる効果もあります。
旬のフルーツ×牛乳プリン
食欲がない時でも食べられる、もっちりなめらかな牛乳プリンとジューシーなフルーツの組み合わせです。今回はゼラチンを使用してもっちりとした食感に仕上げていますが、寒天でツルっと仕上げても美味しく食べられます!
材料
・牛乳 400ml
・砂糖 30~40g(フルーツの甘さによって調整してください)
・粉ゼラチン 5g
・お好みのフルーツ
作り方
①牛乳と砂糖を鍋に入れ、沸騰しないように温めて砂糖を溶かします。
②ゼラチンを50mlのお湯(分量外)でよく溶いておきます。
③①の鍋に②のゼラチンを入れ、よく混ぜ合わせます。
④容器に③を流し入れ、余熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固めます。
※美味しく作るコツ
②の工程でよくゼラチンを溶かしておいてください。ダマが残ると口当たりが△
ミキサーにかけるだけ超簡単!すいかジュース
カリウムと塩分がおいしく摂取できるスイカジュースもオススメです!
写真はバリ島で飲んだものですが、暑い気候の土地なのでどこの飲食店に行ってもスイカジュースがありました。作り方は書くほどでもないですが…(笑)
材料
・スイカ お好みの量
・塩 ひとつまみ
・水 必要に応じて調整
作り方
すべての材料をミキサーにかけて混ぜ合わせるだけです!
スイカの水分量によっては水を加えて飲みやすいように調整してみてください。
フルーツを食べるときの注意点
フルーツは食べれば食べるほどいい!というわけではありません。フルーツは糖質が多いので、食べ過ぎに注意が必要です。厚生労働省・農林水産省が設定している「食事バランスガイド」では、1日の果物摂取量を約200g(可食部)を推奨しています。
おいしく食べて、家族みんなで夏を乗り切ろう!
ミネラルだけじゃなく、水分やビタミンもたっぷり補給できる果物は、夏バテ予防にぴったりですよね。でも最近、「果物は高くて手が出せない…」とか「皮を剥くのが面倒」とか、購入する頻度が減ってるご家庭もあるみたいです。そこでオススメしたいのが、比較的安価な冷凍果物や、もうカットされて売っている果物!スーパーで手軽に買えるので、ぜひ試してみてください。フルーツを食生活に取り入れて、この夏を家族みんなで楽しみましょう!
minori
■フリーランス管理栄養士/1児のママ ■マタニティフード協会アンバサダー ■PR業、カフェ店長、バイヤーなどを経て独立。 ■主な活動内容:レシピ開発やクッキング動画の出演、SNS運用など食に関わること全般。 ■今後は「地方創生×食」「食育」の分野にも興味があり、積極的に携わりたいです!